今年も風疹が流行の兆しあり?風疹についてまとめました!

2019.2.6 健康・美容

今年も風疹が流行の兆しあり?風疹についてまとめました!

#妊娠・出産#妊娠基礎知識#妊娠中の病気#妊娠全般#健康

こんにちは! tomoちゃんです。

皆さんは『風疹』って分かりますか?
昨年から流行していましたが、今年もその可能性があるようです。
今さらすぎるという声が聞こえてきそうですが、風疹とその危険性について書いていこうかなと思います。

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。

風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。

症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。

また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。
出典:厚生労働省ホームページより

ニュースなどでも取り上げれたりしているので皆さんもご存知かと思いますが、昨年の7月下旬ごろから全国的に患者数が増加しています。
ちなみに流行の中心は39~56歳の男性。この世代の方は風疹に関する予防接種を受けていないという方が多く、このような流行になってしまいました。
厚生労働省は、今年から3年間抗体検査・ワクチンが原則無料とすることを発表しています。
この際にぜひ受けるようにしましょう。



この先天性風疹症候群(CRS)とは、妊娠初期の妊婦さんが風疹にかかることによって、胎内の胎児も感染し様々な症状が出る障害です。

3大症状として、
・白内障
・難聴
・先天性心疾患

ほかには、血小板減少、網膜症、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞などがあります。
残念ながら、治療法はありません。 
ただそれを予防することは出来ます。
妊婦さんやそのパートナー、周囲の方が予防接種を受けていれば生まれてくる赤ちゃんが発症する可能性は低くなり、予防できる病気と言えます。

 一番の予防は抗体検査、予防接種を受けておくこと。
抗体検査は、血液検査(HI法、EIA法)を行って体内の風疹ウィルスの有無と抗体価を調べること。
HI法では、8の倍数で表されます。予防接種を受けるべきなのは8未満、8,16といった低抗体の方。それ以上の方は十分な抗体があるので打つ必要はありません。
HI法、EIA法では検査結果の見方がちがいますので検査を受ける際は自分がどちらの方法で検査しているのか必ずチェックしておきましょう。
検査結果は早くて2~3日、長くて2週間程度のようですので、忙しい、時間がないというかたは予防接種のみでいいかもしれませんね。

全国で、抗体検査を無料で実施しています。またお住まいの自治体では予防接種の費用を助成制度があります。まずはお近くの保健所で抗体検査を受け免疫が不十分であれば予防接種を考えましょう。



 今年も流行が収まる気配がない風疹。
風疹自体は重症化しなければそこまで辛いというわけではありませんが、やはり周囲にうつったら嫌ですよね。
赤ちゃんに影響があったら…と考えると正直怖いですね。
しかし何度も書いてますが風疹は予防できるものです。
妊婦さんだけではなく、周りの家族のみなさんも予防を徹底しましょう!

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