手足口病って??~夏にかかりやすい感染症~

2018.7.9 健康・美容

手足口病って??~夏にかかりやすい感染症~

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こんにちは!!tomoちゃんです!
今回から、夏にかかりやすい病気を徹底的に書いていきたいと思います!
今回は、手足口病です。

手足口病あれこれ
手足口病とは…
夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。
原因ウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」。
複数の種類があるので、何度もかかる可能性もあります。
患者のほとんどは小児で、5歳未満の小児が80%を占めます(まれに大人にも感染します)。

どんな症状?
口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹が現れて、1〜3日間発熱することがあります。
水疱は、かさぶたにならずに治る場合が多く、1週間程度でなくなります。
また、1〜2ヶ月後に手足の爪がはがれることがありますが、大事には至らずすぐに新しい爪が生えてきます。
しかし、口の中にできた水疱がつぶれた後にできる口内炎(口の中にできた潰瘍)がひどく、食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすことがあります。
また、原因ウイルスの「エンテロウイルス」は無菌性髄膜炎の90%を占めるため、まれに脳炎を伴って重症化することもあるので注意が必要です。
高熱・頭痛・痙攣や嘔吐などの症状がある場合にはすぐに受診を。
潜伏期間は、3〜6日。

かかってしまった場合の対処
手足口病に対する特効薬はありませんが、口内炎に対して鎮痛薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。
のどに痛みがあるので、オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避け、のどごしの良い少し冷たい飲みものがおすすめです。(例えば、麦茶や牛乳、冷めたスープなど)
食べものは、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。(例えば、ゼリーやプリン、冷めたおじや、豆腐など)
約5日程度で治ります。

予防法は?
手足口病の主な感染経路は、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、舐めて唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど、手が触れることで感染する「接触感染」です。
また、回復後も口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排泄されるので、おむつなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がります。

予防法としては、風邪をひいている子供に近づかないということになりますが、ウイルスは鼻水や便の中に長期間(数週間)出ますから完全に予防するのは難しいのが現状です。
手洗いうがい、消毒をしっかりと行い、できるだけマスクをするようにしてください。

これから流行しだす感染症なので、十分注意していきたいですね。

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