ママさん(パパさん)に朗報! これが、赤ちゃんの「お茶デビュー」

2021.7.22 健康・美容

ママさん(パパさん)に朗報! これが、赤ちゃんの「お茶デビュー」

#乳児#幼児#0歳児#健康#ベビー用品

赤ちゃんは、純粋無垢な笑顔も、ぐずる顔も、皆かわいらしいですよね。

ところで、暑い日が続く中、赤ちゃんにミルク以外の水分補給が必要なのか

気にされているママさん、パパさんもいらっしゃるかと思います。

今回の記事では、「赤ちゃんでも飲めるお茶」に興味があるママさん、パパさんに向けて三種類のお茶をご紹介します。



1.赤ちゃんこそ、水分補給が大切!



まだ7月ですが、非常に暑いです。

暑い時に大人は、自分に合った対策を講じることが出来ます。

しかし、赤ちゃんの場合は自分で対策を取ることが出来ません。

加えて、学童期の子どもであれば「喉が渇いた」と口頭で伝えることが出来ますが、

その一方で赤ちゃんは泣くことによって、何らかの「不快」な状態に関する意思表示を示すことしか出来ません。

そのため、赤ちゃんには意識的に水分を摂取させる必要があります

また、一日のうちに水分補給のタイミングを設定しておくことが大切です。


2. 赤ちゃんのお茶デビューはいつから?


では、目安としては、生後何カ月から赤ちゃんはお茶デビューを果たすことが出来るのでしょうか?

市販されている麦茶の中では「生後一か月以降から飲める」と謳ってあるものもありますが、

生後5~6カ月ごろからお茶デビューを考えた方が良いという説もあります。

なぜなら、赤ちゃんは生後間もない頃は、「母乳(あるいはミルク)」を通して生命維持と発達に必要な水分、そして様々な栄養素を摂取できるからです。

よって、「離乳食を考え始めるころ」=「お茶デビューを考え始めるタイミング」と考えてもよいでしょう。

赤ちゃんにどうしても水分補給としての麦茶を飲ませたいのであれば、生後1ヶ月以降から少しずつ与えて、様子を見てみることも可能です。

ここで大切になることは、母乳やミルクの量が減らないようにすることです。

そして様子を見てみて麦茶は「飲まないならば、無理に飲ませる必要がない」です。


3.気を付けるべきは「カフェイン」



お茶にはカフェインが含まれるものがあります。

カフェインには「安全量」という摂取量の目安が示されているという事実があります。

カフェインは、興奮作用と覚醒作用を催すため、大人の場合でもカフェインの含まれた

飲み物の多量摂取はかえって健康を害してしまいます。

さらに気を付けるべきは、母体が摂取したカフェインの1パーセントほどが、

赤ちゃんが飲む母乳の中に含まれるということです。

離乳食への移行の前段階から、すでにカフェインの摂取に関しては気を付ける必要があります。

カフェインの多量に摂取した場合には、動悸、めまい、吐き気など様々な身体症状が現れます。

「朝、目をバッチリ覚ましたいから」
「お昼ご飯の時の一杯が最高においしい」

など、カフェイン飲料はしばしば嗜好品として好まれる傾向にあります。

カフェインは「安全量」という目安で、体重ベースで計算した量を守って摂取していれば、
健康被害は起こりにくくなります。

おいしく、魅力的な味だからといって、「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのです。

カフェインの摂取量の基準について詳しくはコチラ

4. 赤ちゃんでも飲めるお茶三選



ここからは、カフェインが少なく、赤ちゃんも安心して飲めるお茶をご紹介します。

①ごぼう茶
人気の商品はティーパックタイプのものです。

お湯で煮出して温かいまま飲んでも、ポットに入れ替えて冷やしても、どちらの場合もおいしく頂けます。

ノンカフェインでクセのない味わいなので、妊婦さんや赤ちゃんのいるご家庭にとてもおすすめです。

カフェインの含有に関しては問題ありませんが、持病やアレルギー等の症状がある赤ちゃんの場合は、

事前にお医者様にご相談ください。

②麦茶
興奮作用などがあるカフェインを赤ちゃんが摂取すると、胃腸に負担を掛ける可能性があります。

したがって、コーヒーや紅茶など、カフェイン入りの飲み物は赤ちゃんに対しては禁物です。

その点、麦茶ならばノンカフェインなので、赤ちゃんにも安心して飲ませることができます。

ただ、一般的な麦茶は赤ちゃんにとっては苦味が強い濃い味に感じるようです。

麦茶は小麦ではなく大麦から作られています。

小麦アレルギーとは直接関係ないと言われていますが、万が一の場合に麦茶でアレルギー症状がでることも考えられます。

初めて麦茶を飲ませるときは、まずはスプーン1杯程度を飲ませてみることが大切です。

赤ちゃんの様子を見て、少しずつ量を増やすようにすると良いようです。

③京番茶

京番茶とは、京都やその周辺で古くから好まれているお番茶です。
 
「京番茶」は摘み取ったお茶葉を蒸して、揉まずに乾燥させて、そして炒って完成します。

京番茶の特徴は、お茶葉が、お茶の葉そのままの形をしているところにあります。

お茶葉を蒸して炒る過程でカフェインや苦味や渋み成分である「タンニン」も破壊されます。

そのため、赤ちゃんも安心して飲める、体にやさしいお茶が出来上がります。

成分的にみると、赤ちゃんだけではなく妊婦さん、お年寄り、病気の方にもご家族皆様にやさしいお茶です。

5.飲ませ方のコツ



晴れてお茶デビューできる生後半年の月齢に達した時には、どのようなことに気を付けてお茶を与えると良いのでしょうか?

○母乳育ちの赤ちゃんの場合

母乳育ちの赤ちゃんの場合は、普段はママさんのおっぱいを吸っているため、そもそも哺乳瓶やマグに対する感触に慣れていません。

そのため、違和感ゆえに拒否反応を起こしてしまうことがあります。

したがって、口触りが優しい離乳食用のスプーンを使うと良いです。

ひとさじずつ与え、アレルギー反応の有無についてもチェックをしましょう。

○ミルク育ちの赤ちゃんの場合

ミルク育ちの赤ちゃんは、普段から哺乳瓶に慣れている分、比較的スムーズに麦茶を飲んでくれるケースが多いです。

いつも使っている哺乳瓶にミルクの代わりに麦茶を入れて、あげてみください。

以上が、赤ちゃんに麦茶を与える場合の例となるお話です。

※注意点は、外出する際には、お茶を哺乳瓶に入れっぱなしにすると、雑菌が繁殖して不衛生な状態になりやすいことです。
お茶は哺乳瓶に長時間入れっぱなしにせず、こまめに替えてあげるか、飲み切れる量を入れてあげましょう。


6.アレルギーには要注意



三種類のお茶をご紹介いたしましたが、どのお茶の場合でもアレルギー反応が出ないかどうかについて慎重に判断して頂きたいと思います。

あくまでもこの記事は目安ですので、鵜呑みにせず専門家の指示に従うことが大切です。

心配な場合は、「そろそろ、お茶デビューをさせたいのですが…、」という旨を

かかりつけのお医者様に確認を取ることも必要です。

まとめ


今回の記事では、赤ちゃんでも飲めるお茶についての知識をご紹介いたしました。

お茶を飲ませる時に一番大切なことは、アレルギーもカフェインも気を付けるべきですので、

できる限りお医者様に「このお茶は飲ませても大丈夫ですか」と、確認を取ることです。

これからだんだんと暑くなっていきますので、親子ともにお茶で暑い季節を、美味しく乗り切れると良いですね。

参考となるサイト:https://hugkum.sho.jp/107509

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