2023.1.2 子育て
来年2024年の箱根駅伝は「第100回記念大会」!箱根駅伝の歴史も含め第100回大会の特徴をまとめました
(はじめに)
毎年お正月に放送されている箱根駅伝、テレビで映像が流れているのを見かけた人も多いのではないでしょうか?
特に箱根駅伝初心者の方に向けて、箱根駅伝について解説していきます。
1. 箱根駅伝とは
正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」といい、毎年1月2日と3日に二日間開催されます。総距離は217.1km、21チームの走者が順位を競います。
駅伝の中では、最長の距離とも言われています。
主催は、”関東学生陸上競技連盟”という所ですので、関東の大会だと言うことがわかるかもしれませんね。
この箱根駅伝、地元の大学が出ないのは何でだろう?と思った方もいらっしゃるかもしれませんし、駅伝の全国大会と思われがちですが、今までは
関東の駅伝の地方大会でした。
でした、という所が「第100回記念大会」の特徴の大きなポイントでもありますので、後ほどご紹介します。
この瞬間の為に練習を重ねてきた選手たちの姿に胸を打たれる方も多いです。
そんな箱根駅伝、5周年ごとの記念大会などでもルールの改正などは、多少あるようなので詳しいことが知りたい方はまた最新情報を調べてみてくださいね。
2. 箱根駅伝の由来や始まり
箱根駅伝は今から90年以上前の1920年に誕生しました。
「「駅伝」」という名前は、奈良時代に中央と地方を結ぶ幹線道路に整備された駅制が由来で幹線道路を行き来する役人のために設けられた駅馬と伝馬から着想を得たようです。神宮皇學館の館長さんが命名したと言われています。
日本初のオリンピック選手の金栗四三と、その後輩の野口源三郎、明治大学の学生であった沢田英一の3人によって箱根駅伝が創設されました。
最初は世界に通用するマラソンランナーを育てたいという想いでアメリカ横断駅伝の実現に取り組みましたが、厳しい自然環境が予想されたためコース決めが難しい状態でした。後援がつけられなかった、という理由もあったと言われています。
そこで日本国内でのコースに着目し、東京~水戸間・東京~日光間なども検討されましたが、単調な道のりになり得ることなどの理由で断念しました。
結局、最後の構想「東京~箱根間」での実現がされました。最初に箱根駅伝が行われた日は1920年2月14日、参加したのは東京高等師範学校(現:筑波大学)、早稲田大学、慶応大学、明治大学の4つの学校でした。(四大校駅伝競走)こうして箱根駅伝の歴史が始まりました。
3. 「第100回記念大会」の特徴
①第100回箱根駅伝予選会の参加資格が、関東の大学⇒全国へ!
公益社団法人日本学生陸上競技連合男子登録者で予選会・箱根駅伝本大会出場回数は通算4回未満の人。
つまり参加資格が関東から全国の大学に広がったということです。
※しかし、この100回大会のみのルールだそうです。
選考方法は変わらず各校12人以内が出走し、ハーフマラソンを一斉に走り、上位10人の合計タイムで出場権を争います。
選考方法が変わらないということで、この一年の間に経験のある大学を超えて予選通過することはかなり難しいと言われていますが、奇跡を信じたいですね。箱根駅伝出場を夢見ている関東以外の大学の学生さんたちにもエールを送りたいですね。
4.箱根駅伝の魅力4選
・上り坂・下り坂といったコースの景色の違いが楽しめる
・襷をいかに時間内に繋げるか、チームメイトがお迎えするという絆やドラマが観られる
・走る区間によって距離が違うため、走りの違いを感じとれる
・一人で走るわけではないため、区間ごとに頻繁に順位が入れ替わる緊張感を味わえる
(まとめ)
2024年の箱根駅伝は記念すべき100回目を迎え、参加資格が関東から全国に広がります。
学生たちのドラマがあり、たくさんの人に支えられている箱根駅伝。
この機会にお子さんと感じ方を共有してみるのも良いかもしれませんね。
2024年度の箱根駅伝はどのような大会になるのか楽しみですね。