HSPの子の周りに居る人は何ができる?HSP傾向の中にもパターンがある

2020.5.28 子育て

HSPの子の周りに居る人は何ができる?HSP傾向の中にもパターンがある

#教育

前回は、HSPのことについての記事を書きましたが、HSPの中にも

「HSS型」や「エンパス」、「内向型」などのHSPだけではない気質がある方も居ます。

今回は、その傾向についてご紹介します。

「HSS型」「エンパス」「内向型」ってなに?



HSPの話題になると、しばしば「HSS型」「内向型」「エンパス」というワードも一緒に目にすることがあります。
それぞれネットで調べてみると、当てはまるかどうがかのチェックリストが出ているのでHSPだけど他にも特徴がある気がすると思った方は調べてみてもよいかもしれません。

◎「HSS型」…HSPの中の3割で、人口の6%の人がこのタイプと言われています。「外向的かつ好奇心旺盛」が特徴です。変化や新しいものに興味を持ちますので、“刺激を受けやすいのに刺激に向かっていく”タイプとも言われます。
(H)ハイ・(S)センセーション・(S)シーキングの略です。

◎「内向型」…こちらは、「HSS型HSP」(外向的なイメージ)の対になる解釈です。外向型がHSPの中の3割に対し、「内向型」は7割居ると言われています。

◎「エンパス」…HSPの中で2.5割(4人に1人)の割合だそう。だそう。
HSPとは分野が違いますが、「スピリチュアル」な側面が強い方が当てはまります。[b:第六感が強い方が多いです。基準が曖昧ですが、これだ!というのがもしあれば、採用してみてもよいと思います。

もし自分がHSPだとわかっても、その枠に当てこまなくてOK



※ここからが非常に大切ですが、

もし自分やお子さんにHSP傾向があるとわかると、今までの辛さや何とも言えない苦しさが言語化された気がして、自分の責任ではなかったんだと言われたような一種の解放感を感じるかもしれません。

しかし、全て問題が起こると「HSPがあるからしょうがない」とHSPの責任にして、成長への意欲や行動を放棄してしまいかねない可能性があることも知っておかなければなりません。

そうなってしまうと、HSPという認識が成長の邪魔をしてしまいます。

刺激を受けていれば、慣れも出てきますので、極端に刺激から遠ざかるというのは今後の自分やお子さんのためにもなりませんので、休憩を挟みながら生活してみてください。

あなたが、HSPそのものであるという限定的な目ではなく、私は私であるという自分らしい生き方をするために個性を生かしながら達成していく必要があります。

それには、周りが支援することも出来ます。


HSPの周囲の人ができること



私自身も「考えすぎだよ~」「もっと気楽に考えなよ~」と言葉をもらうことが非常に多い人生でしたら、“もっと気楽に考える“がどういう状態なのかが分かっていないので、
「私だってそうしたいよ~」とモヤッとした経験があります。

周囲の人が出来る事としては

★HSPの特徴を知ってみる → どういう強みや弱みがあって、どういう事が嫌なのか、これを知ってくれているだけでもHSPの本人は幾分か安心します。

★HSPの強みの部分を伝える → 今までの人生、無言の圧力で変えよう変えようとされた経験を持っている方も多いです。しかし、強力な強みも持っているので、そこを積極的に称賛していくと良さが伸び、自信もついて行動にもつながるでしょう。

★見守る → 人と居るだけでもどっと疲れてしまいがちです。嫌いな訳では一切ないということを理解した上で、離れて見守るという姿勢が非常に嬉しいと思います。無理に人混みや外に引っ張り出すのではなく、話を聞きながら進めることが大切です。

★穏やかに会話する → 感情的になると、本人に向けられていなくても傷つきやすいので、穏やかにコミュニケーションをとると嬉しいと思います。




HSPのお子さん本人が自分を生かしていきたいという意思を示して来たら、

支援する方法などを具体的に知りたい方は、本を読んでイメージを沸かせるのも一つの方法のように思う。

『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(著)武田友紀
こんな本も出ています。
この著者は、自身も苦しんできた経験のあるHSPのカウンセラーさんです。
他にも「繊細さ」を活かして生きていく方法を記した著書をいくつも書かれているので、

またHSPの方(ミケ男さん)がブログを書いていて、おススメの本なども紹介しています。
こちら見てみても面白いと思います。

1人じゃないと思えるキッカケになるかもしれませんので、もし気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。

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