アトピー性皮膚炎と食事の関係は?おすすめの食べ物や避けたい食べ物をご紹介

2023.9.28 健康・美容

アトピー性皮膚炎と食事の関係は?おすすめの食べ物や避けたい食べ物をご紹介

#健康

アトピー性皮膚炎で湿疹や辛い痒みに悩まされていませんか?

アトピーの症状を抑えるには薬物療法が有効ですが、食事内容や食事のとり方を変えることでも改善が見込めるんです!

今回の記事では、アトピー性皮膚炎の方におすすめの食べ物、避けたい食べ物、食事のとり方などについてご紹介したいと思います!

食事内容を変えるだけで劇的に症状を緩和することは難しいですが、長期的には改善が見込めますので是非チェックしてみてくださいね♬





アトピー性皮膚炎と食べ物は関係ある?



アトピー性皮膚炎とは皮膚のバリア機能が低下した結果、肌に炎症や湿疹が現れ、強い痒みに悩まされる病気です。

発症には様々な要因が複合的に絡んでいる場合が多く、何か一つの要素を変えるだけでは劇的な改善は見込めません。

しかしアトピーはアレルゲン物質によって免疫システムが自分を攻撃するようになる病気ですので、免疫機能に関係の深い腸内環境を整えることで改善が見込めることが知られています。

つまり、腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らすような食事内容に変えることで症状を緩和できる可能性があります。

※なお、自己判断で特定の食べ物を全く摂らなかったり、逆に摂りすぎたりすることは栄養不足や栄養過多につながりやすいので行う場合は医師の指示に従うことをお勧めします。

避けた方がよい食べ物、積極的に摂りたい食べ物



腸内環境を整えることが症状を緩和するキーポイントですので、善玉菌を増やしたり、痒みを抑えるような食事をここからはご紹介しますね!

・積極的に摂りたい食べ物

善玉菌のエサになる栄養素は、乳酸菌、食物繊維、オリゴ糖などです。これらを豊富に含む食べ物は以下の通りです。

善玉菌を増やす食材:味噌・納豆などの発酵食品、チーズ、ヨーグルト、キムチ
食物繊維を豊富に含む食材:キノコ、ごぼう、豆類、イモ類、バナナ、海藻など
オリゴ糖を豊富に含む食材:大豆、バナナ、玉ねぎ、アスパラガスなど

・過剰摂取に気をつける食べ物

アトピーの症状は辛い痒みですが、「ヒスタミン」という物質が痒みを助長することがわかっていますので、ヒスタミンを多く含む食材を控えることで痒みを抑えることが出来るかもしれません。ヒスタミンを多く含む食材は以下の通りです。

ヒスタミンを多く含む食べ物:トマト、赤身魚、マヨネーズ、ほうれん草、里芋、たけのこ、海老、イカなど

バランスの取れた食事を心がけるのが基本!



上記で説明した通り、摂るのが好ましい食材、過剰摂取を控えたい食材がありますが、そればかり摂ったり逆に全く摂らなかったりすることは健康上、好ましくありません。控えたい食材の中にも体に必要な栄養素を含んでいるものもありますので、あくまでバランスを考えて食べることが大切です。

バランスの取れた食事の基本は主食(炭水化物)、主菜(タンパク質)、副菜(野菜類)をまんべんなく摂ることです。1食1食きちんと摂るのが難しければ、朝食で足りなかった栄養素を夕食で補うというやり方でもOKです。

また炭水化物や甘いものにたくさん含まれる糖質は悪玉菌のエサになるので、摂りすぎには注意しましょう。
タンパク質は免疫システムを有効に働かせるために必要な栄養素なので、「低糖質・高タンパク」の食事を心がけるのがアレルギー症状の緩和には有効に働きます。

食べる順番も意外と大事!



実は、痒み症状の改善に食べる順番も関わっているんです!炭水化物などの糖質は血糖値を急激に変動させることがわかっています。血糖値が上昇すると体内でコルチゾールが分泌されますが、コルチゾールには痒みを緩和する働きがあるため、それが血糖値を下げるために使われてしまうと痒みを緩和する効果が阻害されることになります。以上から、症状の改善には血糖値の上昇を緩やかにするような食べ方をすることが大事であることがわかります。基本的には以下の順番で食べるのが良いとされています。

副菜(野菜類)→主菜(肉・魚類)→主食(パン・ご飯・麺類など)

この順番を意識すれば、血糖値の上昇が緩やかになるだけでなく、食べ過ぎの防止にもなり一石二鳥ですよ♬



まとめ


いかがでしたか?

辛いアレルギー症状の改善には、腸内環境を整えることがポイントとなることがわかりました。

紹介した方法は自己流で行わず、基本的には薬物療法で対処しながら医師の指示の下適切に行うことも忘れないようにしましょう。

本記事でおすすめする食べ方を実践してきれいな肌を保てるといいですね!

cocoas kids CONTENTS