お宮参りはいつ行くもの?基本的な知識なども解説します!

2024.7.1 子育て

お宮参りはいつ行くもの?基本的な知識なども解説します!

#教育





(はじめに)


お宮参りのことはご存じでしょうか?どんな目的があっていつ行くべきかなど基本的な知識を解説していきます。



1.お宮参りについて


(1)お宮参りはどんな行事?
お宮参りとは、生まれてから30日くらいの赤ちゃんを連れて神社やお寺にお参りをし、赤ちゃんの未来の健やかな成長と健康をお祈りする行事です。また、初宮詣、初宮参りとも呼ばれています。

(2)お宮参りが出来た経緯
お宮参りは、鎌倉時代や室町時代からあったと言い伝えられています。昔は赤ちゃんが無事に大人になれない割合が多く、生まれて間もなく亡くなってしまうこともありました。お宮参りはそんなつらいことを乗り越え、赤ちゃんの無事になることを祈り、これからも健やかに成長することを祈る行事です。

(3)どの神社・お寺にお参りする?
赤ちゃんが誕生した土地にお参りにいきましょう。
産土神という神様に赤ちゃんが無事に生まれたことに感謝し健康を祈ります。近くの神社やお寺でも良いです。



2.いつ行く?


(1)六曜と関係ある?
カレンダーに大安、先勝、友引、仏滅、先負、赤口という文字を見たことがありませんか?これが六曜です。中国で生まれたその日を良い日悪い日を占うもので、鎌倉時代に日本にきました。
六曜は、日本の神道とは関係がないと言われているので六曜を気にする必要がありません。しかし家族の中に気にする方がいるかもしれませんので相談してみましょう。

(2)違う日にお祈りする文化もある
生後30前後から100日前後にずらす家庭や地域もあります。赤ちゃんのお食い初めという時期に合わせてお参りする選択も検討してみてはいかがでしょうか?

(3)別の日という選択肢もある
正式なお宮参りは赤ちゃんが生後30前後にお参りするものですが、赤ちゃんやママの体調がいまいちなときや、家族が集まれないときなど、都合が悪ければ別の日の都合の良い日にするという選択肢もあります。



3.行かないとどうなる?


お宮参りは、成り立ちの経緯や昔の赤ちゃん事情を聞くと重要で欠かせない家族で受け継がれている行事と思われますが、「しない」という家庭もあるそうです。
この場合、家族や周りの人から良くないと思われることが予想されます。
この記事では行く際の方法をお伝えしていますが、もしできなかったとしても、後で子どもとお祈りしたり、家族の健やかな日々を過ごすのもいいのかもしれませんね。

(1)「行かない」よりも「行った方がおすすめ」な理由

・後の思い出を残せるから
大切な子どもとのの思い出は作っておくと良いです。記念に家族写真をして残しておけば幼い頃のかわいい子どもの姿やその時の家族の顔を見返せて素敵な気持ちになれると思います。

・家族が集まるきっかけを作れるため
なかなか理由が無いと、家族や親しい人と集まって過ごす機会がないご家庭もいるのではないでしょうか?お宮参りは子どもの健やかな成長をお祈りする行事ですので、家族が集まる理由としてとてもふさわしいと思われます。



4.当日に備えておくこと


・気候に注意
お祈りの時期によっては赤ちゃんの体調が心配になる場合があります。真夏や真冬に備えて赤ちゃんの面倒を見てください。

・赤ちゃんの服装やご家族の服装
赤ちゃんやご家族の服装は正装でなくても大丈夫で、決まった服装でないといけないということはありません。

正装で臨む場合
赤ちゃんは内着に「白羽」、その上に祝着(のしめ)というものを羽織る服装や、代わりにベビードレスを着せるご家庭もあります。

ご家族の正装は赤ちゃんの服装に合わせたものに変わります。
正装の場合、女性は着物や白無地ですがベビードレスを赤ちゃんに着せる場合、セレモニースーツやワンピースといった服装が相性が良いです。

男性の場合、赤ちゃんが正装のときは礼服、ベビードレスの場合は落ち着いた色のスーツを着用しましょう。

・参拝に必要なお金
ご祈祷を受ける場合、お礼のお金として初穂料を納めなければなりません。相場金額は5000円から1万円程度ですが、決まった金額を納める必要のある神社も存在します。それ以外にも受付で支払うように決まっている所もあるため、事前に確認しておく必要があります。

・神社の参拝の作法
神社の場合は鳥居をくぐる前にお辞儀し、入手水舎の水で手を洗い参道を通り神霊の前まで行きます。神霊の前ではお賽銭を入れた後、「二礼二拍手一礼」をします。神霊の前で2回お辞儀をし、胸元の高さで2回拍手をします。次にお祈りをし、最後に一つお辞儀をします。鳥居を出る時に神霊に向かってお辞儀をします。

・お寺の参拝の作法
お寺の入り口である、山門に入る前にお辞儀をします。手水をとり本堂に行きます。手水のとり方は、右手で柄杓を持ち水を掬い、持ち替えながら両手を清めます。左手で水に取り口をすすぎます。賽銭箱にお金を入れ、手を合わせお祈りしお辞儀をします。お寺の入り口から出る際にも本堂に向かってお辞儀をします。

・赤ちゃんに関係する持ち物
赤ちゃんに必要なものも当日までに準備し、持っていることが好ましいです。おむつやおしり拭き、ゴミをまとめるビニール袋、粉ミルク関係の物や周りにトイレなど、隠れる場所がないときに備えて授乳ケープの用意、赤ちゃんが汚した時に備え着替えセット、赤ちゃんの機嫌を直すためおもちゃの持ち込み、抱っこ紐やベビーカーなど必要と思うものを持っておきましょう。



(まとめ)



お宮参りはできればお参りしたほうが縁起が良いのですが、行かない家庭も少しいるようです。大切な思い出になりますし、成り立ちや願いのことを聞くと行きたくなるかもしれません

都合のいい日にお参りするのも選択肢の一つです。もし、行かない場合でも家族で素敵な日々を送ってくださいね。

※神社によって違う時もあるので、行く前に事前に確認してもらえたらと思います。

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