2020.3.20 子育て
「口座維持手数料」って聞いたことある?たくさん銀行口座を持っている方へ
「口座維持手数料」って聞いたことありますか?
口座は、銀行口座のことです。
簡単に言いますと“銀行口座を維持しておくのにかかる手数料”のことです。
今まで無料が当たり前だった銀行口座、なぜ手数料の導入が始まる流れになっているのかをご紹介したいと思います。
今後も増えていく一方の「口座維持手数料」について
ニュースなどで「各銀行で口座維持手数料が導入され始める」という話を聞いて、
「え!!口座たくさんあるのにどうしよう!」と思われた方も多いのではないでしょうか。
口座維持手数料をもう少し詳しくお伝えすると、主に普通預金を持っているだけで毎月(または毎年)利用者に課される手数料ということになります。
しかし、多くの場合一定の預金残高がある場合は手数料が免除または一定期間内に取引があれば手数料免除とされます。
(この定義は銀行によって差異がありますので取引のある銀行でご確認ください)
この手数料の制度、日本では珍しいように見えますが、海外ではこの手数料は一般的なのです。
なぜ口座維持手数料が必要になったのか
口座維持手数料が必要になったのは、日本国内の金融機関は、2008年リーマンショック以降、収益の低下が続いていることが原因の一つです。
昨年の2019年度、全国的に有名な3メガバンク(UFJ、三井住友、みずほ)でも減益となっているようです。
他にも理由はありますが、この減益の影響を和らげるために導入されようとしています。
その他にも「口座維持手数料」が必要な理由として言われているのが
★振り込め詐欺の振込先にされるなどの不正利用を防ぐため
★口座を維持にかかる人件費や通帳の印紙税などがかかるのを補うため
ということです。
※印紙税は、銀行全体で数百億円とも言われているのだとか!※
私たちはどうしたらよいの?
今は、手数料がかかっていなくても今後すべての口座に手数料がかかってくる可能性が高いので今から検討すると良いでしょう。
今からできることとしては
◎まずは、自分の持っている全ての口座を把握しておく
◎預金を使用する銀行にまとめ、不要な口座は解約する
…まとめると相続の際に、家族の負担を減らすこともできます。
◎解約したくない口座は、1万円以上預金に入れるなどの取引を行う
です。
いかがでしたでしょうか。
私自身も口座の数が増えてきて、管理しきれなくなったため5~6個に数を減らし、残金を確認できるようにしました。
放置しておき過ぎて10年以上経ちますと、「休眠口座」にまでなってしまいます。
休眠口座はお金を引き出すのに手続きなどが必要になることもあるので早めの解約をお勧めします!