クレジットにデビットにプリペイド?キャッシュレス決済の「カード」の違い

2021.3.9 お出かけ

クレジットにデビットにプリペイド?キャッシュレス決済の「カード」の違い

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皆さんおなじみの「クレジットカード」。
でも、「プリペイドカード」「デビットカード」と、他にも存在するカードの違いがよくわからないと思われる方もいらっしゃると思います。
今回は、「クレジット」、「デビット」、「プリペイド」の3種類のカードの違いについてお話します。




3種類のカードの違い


3種類のカードはそれぞれ対応した実店舗、ネットショッピングなどで利用できるカードです。
そんな「クレジットカード」、「デビットカード」、「プリペイドカード」の3つの最も異なる点は「支払われるタイミング」です。
それぞれ「後払い」、「即時払い」、「前払い」になっています。


クレジットカードの特徴


クレジットカードと他の2種類のカードとの違いは4つあります。

・後払い
使ってすぐに支払われるのではなく、翌月の以降の支払日に銀行口座から引き落とされます。

・審査が必要
デビットカードやプリペイドカードでは特に審査は必要ありませんが、クレジットカードを作る際は、「一定の収入があるか」などの審査を通らなければ発行できません。

・引き落とし口座の残高以上に支払いできる
これは「残高が足りなくても支払いができる」という面がある一方、「知らず知らずのうちに使い過ぎてしまう」というデメリットでもあります。

・分割払いやリボ払いができる
他のカードと違い、大きな額の買い物で起こりがちな「分割払い」や「リボ払い」に使うことができます。


デビットカードの特徴


デビットカードは、クレジットカードとよく似た機能を備えています。
ネットショッピングでも使えて、海外で使えたりポイントが貰えたりするものもあります。

クレジットカードと決定的に違うのは5点です。

・即時引き落とし
クレジットカードと違い、使ってすぐに口座から引き落とされます。

・引き落とし口座の残高以内でしか支払いできない
残高が足りなければ支払いができませんが、「使い過ぎてしまうことが防げる」というメリットととらえることもできます。

・審査が不要
中学生以上の年齢であれば審査も特に必要なく、銀行口座さえあれば誰でも作ることができます。

・分割払い・リボ払いができない
一括払いでしか支払いができません。

・ETCカードとして使えない
有料道路を通る際、料金所をキャッシュレスで通れる「ETCカード」として利用することはできません。
クレジット会社からはクレジットカード機能付きETCカードが発行されていますが、デビットカードにはそういった機能を持つものがありません。


プリペイドカードの特徴


プリペイドカードには、「使い切り」タイプと「チャージ式」タイプの2種類があります。
使い切りタイプは図書カードやQUOカードなどのギフトカードが代表的です。
チャージ式には、大きく分けて3種類あります。

流通系
ショッピングモールやコンビニなど、特定の加盟店でのみ利用できるタイプです。
「nanaco」や「WAON」、「楽天Edy」が有名です。
ポイントや割引などの特典が受けられる場合があります。

交通系
電車に乗る際におなじみの「manaca」、首都圏では「Suica」や「PASMO」など、電車の運賃の支払いに使えるカードです。
加盟店でのお買い物にも使えて、ポイント付与がある場合もあります。

国際カードのブランドが付いたもの
「VISA」や「JCB」、「Mastercard」といった、国際カードのブランドが付いたプリペイドカードです。
それぞれのブランドの加盟店で利用でき、ポイントが付与される場合もあります。

チャージ式はデビットカードとよく似ていて、「審査がないこと」、「分割払い・リボ払いができないこと」、「ポイントが付与される場合がある」など同じ点が多いです。
デビットカードとの違いは、2点あります。

・チャージが必要
クレジットカードやデビットカードと違い、事前にチャージをしておかないと使えません。

・前払い
チャージをしておく必要があるので、当然前払いになります。
銀行口座と紐づけが必須ではないので、手間がかかる反面、使い方によってはデビットカード以上に使い過ぎを防げます。


まとめ


3種類のカードは似ているようで機能や支払い方法などに違いがあるのです。
自分に合ったカードを導入することで、お得にお買い物できるかもしれませんね!

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