2022.10.4 健康・美容
季節の変わり目の体調不良はなぜ起きる?原因や対処法を解説いたします!
はじめに
季節の変わり目では昼と夜の気温差が大きくなり、体調不良になったり気分が落ち込む場合もあります。
人によって現れる症状が違うかと思いますが、今の時期、肌荒れや頭痛、倦怠感などを感じている方もいらっしゃるかと思います。
一体なぜそうなるか、原因や対処法の解説をいたします。
1. 季節の変わり目の体調不良はなぜ起きる?
季節の変わり目におこる体調不良の原因としては、気温の寒暖差やストレス、気圧の変化の影響で「自律神経が乱れる」ことと言われています。
自律神経には、昼間や活動している時に作用する「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに働く「副交感神経」の2種類があります。
これら2つの神経がうまくバランスを取って作用することで、体温や発汗の調整、代謝などが順調に行われます。
しかし、寒暖差が大きい季節になると、体温や汗の量では調節が追い付かずに、2つの神経のバランスが乱れやすくなります。
その結果として、季節の変わり目は体調不良になりやすくなるという現象が起きます。
また、台風などが近づくと頭痛を引き起こす方もいるかと思いますが、
これは低気圧が自律神経に負担をかけることが原因で、結果として体調不良になりやすいと言われています。
2. 季節の変わり目の体調不良の主な原因である「自律神経」を乱さないためにできることは?
2-1. バランスを考えた食事を心がける
一日3食バランスのとれた食事を摂り、免疫力を高めましょう。
とくに朝食を摂ることは、寝ている間に下がった体温を上げるため、自律神経を整えるために大切だと言われています。
(朝食は、眠っていた状態の臓器を目覚めさせることもできるので、腸活にも良いと言われています)
2-2. 適度な運動を行う
運動をすると自律神経のバランスを整える、セロトニンが分泌されます。
ウォーキングや軽めのランニングなどの有酸素運動が有効です。
2-3. お風呂に入る
湯船にゆっくりとつかることで副交感神経が働きます。
夜は、眠れるように副交感神経を優位にさせることが重要ですが、
熱いお湯は、逆に興奮状態になる交感神経を高めてしまうため、ややぬるめの38℃~40℃のお湯に10分以上ゆっくりつかりましょう。
2-4. 十分な睡眠をとる
睡眠中は副交感神経が働き、心身の疲れを回復してくれます。
寝る前の光は副交感神経の妨げになるため、パソコンやスマートフォンなどは就寝前に見ないようにしましょう。
2-5. 朝日を浴びる
自律神経を整えるためには体内時計のリズムを整える必要があります。
朝日を浴びると体内時計が整うため、朝起きたら朝日を浴びる習慣をつけましょう。
体内時計が乱れると夜が眠れない、朝が起きられないといったことになり、それに伴って自律神経も乱れてしまいます。
2-6. ストレスをためない
ストレスをためると交感神経が優位な時間が多くなり、その結果として交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、自律神経が乱れ不調になります。
ストレスの自律神経の乱れを防ぐためには副交感神経を優位な時間を増やす必要があります。副交感神経は軽い運動やゆっくりと寛ぐなど、気分転換をすることで優位に働きます。
2-7. 屋内と屋外の温度差を減らす
人体は寒暖差に対応するためにエネルギーを使います。寒暖差が激しいと自律神経のバランスが崩れやすくなり不調の原因となります。例えば暑い日に冷房の効く部屋に居るとからだのだるさを感じます。屋内と屋外の温度差が開きすぎないように空調の設定を見直しましょう。
まとめ
季節の変わり目の不調は自律神経の乱れとなると自律神経の体への影響の大きさを感じますね。体を冷やしすぎないようにし、ゆっくりとお風呂につかり、十分な睡眠、適度な運動を行い季節の変わり目の不調を乗り切りましょう。