2018.11.16 子育て
男性の育児休業の利用で気をつけておきたい4つのこと
こんにちは!メリットよりデメリットのほうが多いtomoちゃんです。
前回は男性が育児休業をすることによって得られるメリットを挙げていきました。今回は育児休業を利用するにあたって気をつけておきたいことを書いていきたいと思います。
ざっと書くだけでパタハラ、収入の低下、キャリアへの悪影響、同僚に対する負担などがあります。ひとつずつ詳しく書いていきます。
パタハラ
そもそもパタハラとはパタニティハラスメントを縮めたものであり、育児のために休暇や育児参加制度の利用を希望する男性に対する嫌がらせ行為のことです。
日本労働組合総合連合会が子どもがいる525名に行った調査によると、職場でパタハラをされた経験があるか、された場合はどのようなパタハラだったかを聞いたところ、「子育てのための制度利用を認めてもらえなかった」5.5%、「子育てのために制度利用を申請したら上司に“育児は母親の役割”“育休をとればキャリアに傷がつく”などと言われた」3.8%、「子育てのための制度利用をしたら、嫌がらせをされた」1.9%となり、パタハラをされた経験がある人の割合は11.6%とのことです。
収入の低下
当たり前ですが育児休業を利用している間は仕事に参加できません。収入も途絶えます。しかし育児休業給付金という制度があります。原則として休業開始時賃金日額×支給日数の67%(育児休業の開始から6か月経過後は50%)が支給されます。
ですが誰もが利用できるわけではない上通常は子供が一歳になるまで、託児施設を利用できないなどの問題がある場合は二歳までとなっています。
キャリアへの悪影響
育児休業を取得した際に、不当な扱いをすることは法律で厳しく禁止されています。しかし、育児休業の取得によって子供に合わせていつ休まれるかわからない、重大な仕事を与えるのは心配だなど、上司にマイナスの印象を与える可能性は高いのです。結果、重要な仕事は与えられず、キャリアに響いてしまいます。
同僚に対する負担
育児休暇中に仕事は出来ないので同僚にその分の仕事をお願いせざるを得ません。当然負担も増えます。育児休業中に新しく雇用関係を結ぶことで対処しようにも育児休業が終了したら復職するのでそういうわけにもいきません。これは本来会社が何とかする問題ではありますが、被雇用者が何とかする問題と考えられているのが実情です。このようにデメリットを書いてきました。これらの問題が男性の低い取得率、パタハラに繋がっているのは想像に難くありません。
育児休暇を知ってはいるが利用してない男性がいるのもこれらの問題を想像して利用しないということになってしまっているのだと思います。
恐らくこの四つの問題以外にも様々な問題が潜んでいるでしょう。そしてこれらを解決することが今後の日本の将来にも繋がっていくのではないでしょうか。そして実際に育児休業と育児休業給付金などの利用できる期間も以前よりも延長されています。社会もこの問題を解決しようという方向に進んでいると考えられます。