2019.3.31 子育て
あなどれない!将来の子どもの性格にも影響するスキンシップの重要性(ママ編)
「人は私のこと嫌ってるんじゃないか」
「もっと私を認めてほしい」
人からの相談でこの内容が最近すごく多い気がします。
そして、私自身もそう思っている一人です。
「私は愛されてないんじゃないか」と思っている人もいるかもしれませんが
人は誰かに望まれて、誰かに祈られて、人の愛があって生きられています。
じゃあどうやったら人は「すでに愛されている」と受け取ることができるんだろう、
と考えていた時に知ったのがこのスキンシップについてです。
今回は、出産前や小さなお子様をお連れのお母さん向けに書きますが、
スキンシップは大人同士でも、はたまた愛するペットに対しても有効だと思っています。
「今まで子どもにスキンシップなんてしてないし、もう遅い」と思ってしまわず、
ほんの少しでもチャンスがあったらいつでも活用してみてください!
~スキンシップの効果~
◎将来自立した大人に育つ
「ベタベタしてたらいつまでも自立できない甘えん坊になるんじゃないの!」と逆に思われがち。
ですが、しっかりと満たされて、お母さんを安全基地と思えたら子どもはどんどんと外へ出ていこうとします。
おまけに自尊心や人への信頼感も育むことができます。
私のことを受け止めてもらえるんだ、これを言って嫌われてもしょうがない!^ ^
と思えている大人になることと思います。
逆に家で子どもが愛を受け取れていないと、将来恋人や友人に「愛して」「私を見て」と必要以上に求めに行ってしまいます。
◎子どもだけでなく、親にもいい影響がある
スキンシップをすると、子どもにも親にも幸せホルモン(オキシトシン)がでます。
幸せホルモン(オキシトシン)が分泌しやすい脳にしておけば、ストレス耐性が強いお子さんになっていきます。
打たれ弱い子や、人の痛みを感じにくい子が多いのは、スキンシップが足りていなかった子のではないかと思っています。
日本は格段にスキンシップが減っているために、それに比例してストレスに弱い子も増えていますよね。
◎感情コントロールが上手な子どもになる
上記のように、幸せホルモン(オキシトシン)の分泌しやすい脳の子は、
起こった出来事に対して考え方を変えたり、気分を変えたりして
自分で感情をコントロールできるようになってきます。
でも…バタバタしてそんな時間ないし!
そんな親御さんも沢山いると思います。
「抱っこ!」と言われるも「忙しいからあとで!」と後回しにしちゃいがちですよね。
そこを何とか…!手を止めて1分だけでもギュッとする時間が本当に大切です。
それも無理なら30秒でも10秒いいんです。
ハグはちょっと…、子どもに対してそんなキャラじゃないわ…、という方に
スキンシップには、色んな種類があります。
・軽く手を握る
・頭を触る
・背中をさする
・肩をポン
・おんぶ
・ツンツン
どんな方法でもいいと思います。
おススメ1「ハグの刑」
イライラした時こそ、「ハグの刑」を採用しているご家庭もあるようです。
「時間がないのに遊び回っている!怒」という時こそお試しあれ!
おススメ2「こちょこちょ遊び」
「こちょこちょ」をお互いにやり合うという「遊び」にしてみると、タイミングが掴めないというママさんも自然な流れでスキンシップができるのではないでしょうか。
これは「一緒に笑い合うことができる」のがポイントで、これで親密度が非常に上がるようです。
おススメ3「ただ近くに座ってニコニコ」
スキンシップの話をしてるのに肌に触れてないですが、
同じ空間にいて、温かな笑顔を向ける、これでも幸せのホルモン(オキシトシン)は出ます。
どうしてもスキンシップに慣れない場合は、まず手を止めて近くにいると
子どもが求めてくることもあるかと思います。
でも…本当にそうなの!?
抱っこ癖がつくじゃない!
甘え癖が治らなくなったらどうするの!
求めたものを与えてばかりだと何でもすぐに手に入ると思っちゃうじゃない!
そう心配される方もいると思います。
でも!触れ合いに関しては、求められたものストレートに満たしてあげて大丈夫なのです。
その絶大な効果はすぐにはわからないものです。
一時的に「甘えん坊」に見える時期もあるかもしれません。
でも、それでもそのまま求められたままにふれあうんです。
のちのち「やっていてよかった」と思う日が来ます。
スキンシップは十分すぎるほどに!
これだけでも覚えていただけたらと思います。
甘えに甘えさせたら甘え癖はつきません。
3歳くらいまでは特に効果的だと思います。
十分すぎるほどに甘えたら、子どもの方から離れていく日が来ます。
小学生に上がって恥ずかしがる場合は、ハイタッチなどでもスキンシップになります。
もしスキンシップに興味がある方は、桜美林大学教授の山口創さんという方が、
このことについての研究をされているようです。書籍がございますのでよければぜひ。
親は心から愛しているのに、「愛されてない」と愛を受け取れていない子どもが少しでも減ってほしいと心から思います。