2020.7.9 健康・美容
最近目が疲れてない?ドライアイになる原因と予防法を解説します!
最近ではパソコンやスマートフォンを長時間見続ける習慣のために目の乾きや疲れを感じている方も多いのではないでしょうか?その不快感、「ドライアイ」かもしれません。今回の記事では、ドライアイについてよく知らない方のために原因や予防法などの役立つ知識をまとめてみました。気になる方はチェックしてみてくださいね!
ドライアイって何?
ドライアイは「乾燥性角結膜炎」ともいい、涙の分泌量が少なくなったり、乾燥しやすくなったりして、目の表面が炎症を起こす病気です。これにより角膜(黒目の部分)や結膜(白目の部分)が傷ついて、目の不快感や視機能の異常となって表れます。
涙の役割
涙は油層、水層、ムチン層の3層から成り、目の表面をおおっています。3層の表面にある油層は、水分の蒸発を防ぐ役割を持っています。この涙が何らかの原因で少なくなったり、成分に異常をきたしたりすると、目の表面が乾燥しドライアイの症状が表れます。目が疲れやすい、かゆい、充血しやすいなどの自覚症状がある方は要注意です。
ドライアイになる原因と考えられるもの
① まばたきが少ない
パソコンやスマートフォンを長時間見続けることにより、まばたきの数が減少すると、涙が蒸発しやすくなり目が乾燥します。
② 空気の乾燥
冷暖房をつけていると、室内が乾燥し、目も乾燥しやすくなります。空気が乾燥している冬も要注意です。
③ ストレスによる自律神経の乱れ
リラックスしている時に優位になる副交感神経は涙を分泌させ、緊張している時に優位になる交感神経は涙の分泌を抑制します。ストレスにより交感神経が働きやすくなると、涙の分泌が抑制されるのではないかと考えられます。
④ コンタクトレンズの装用
コンタクトレンズを長時間つけていると、涙が角膜へ十分に行きわたらず、目が乾燥しやすくなります。
日常的にできる予防法
① こまめに休憩をとる(パソコンを使う人)
パソコンを使うときは1時間作業したら15分程度は目を休ませた方がいいでしょう。たまに遠くを見たり、蒸しタオルをまぶたの上にのせて休憩するのも有効です。
② 意識的にまばたきの回数を増やす
パソコン作業などに没頭している時は、一点を凝視しているため、まばたきの回数が減ります。意識的にまばたきの回数を多くしてみましょう。
③ 加湿器で湿度を調整する
エアコンを使用している場合は、加湿器を利用して部屋の湿度を調整しましょう。エアコンの風によっても目が乾きやすくなるので、送風口の向きを変えるなどして風が直接目に当たらないようにしましょう。
④ メガネやコンタクトレンズにこだわる
特にパソコンをよく使う人は、メガネやコンタクトレンズにこだわりましょう。度数があっていないものを使うと目が疲れやすくなります。遠近両用やパソコン用に処方されたメガネまたはコンタクトレンズを使用するのがおすすめです。
⑤ 目に良いものを食べる
ビタミンAが豊富に含まれている食べ物を摂りましょう。ビタミンAには、角膜の乾燥を防ぐ働きがあります。ビタミンAの吸収を助けるビタミンDも合わせて摂ると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ドライアイだけで重篤な症状を引き起こすわけではありませんが、放置しておくと角膜炎や結膜炎に進行する可能性もあります。目の疲れや乾燥、かゆみ、目やになどが気になる方は早めに眼科医に相談するのが良いでしょう。自分の目を大切にケアして末長くつきあっていきたいものですね。