2021.4.26 子育て
神棚の榊を長持ちさせるコツと榊のお手入れ法
受験期、就活期、恋愛の成就、良い報告など、人が神棚に手を合わせる理由は様々です。
神棚は、「神様のお家」であり、そこに供えてあるのが榊(サカキ)の木の枝葉です。
今回の記事では、「榊をなるべく長持ちさせる方法」をご紹介します。
1、榊(サカキ)とは?
榊(サカキ)とは、ツバキ科の樹木の種類です。
日本には神棚に榊の枝を供える風習があります。
2、「榊」の名前の由来
漢字を分解すると、「木+神」が「榊」です。
この字は日本オリジナルの漢字なので、漢字圏にあっても他国では伝わらない漢字です。
榊とは「神事(神道における宗教行為)において使う木」という意味を持っています。
3、なぜ榊を供えるのか
日本の最も古い歴史書である「古事記」に登場する樹木です。
古事記は紀元前の神話の時代だった頃の日本の成り立ちに始まり、日本の歴史上、初めての女帝として即位したとされる推古天皇の時代までの出来事が記された書物です。
この古い歴史書である古事記の中では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、こもったとされる天石屋戸(あめのいわやと)の前に、
たくさんの玉や鏡、布と一緒に、榊が立てられたと記されています。
このことから推測するに、榊を神棚に飾る最も有力な由来は古事記にあると言われています。
4、榊を長持ちさせる方法
①榊を立てる容器を清潔に保つ
榊立ての内面を清潔に保つことで、雑菌の繁殖を抑えることが出来ます。
雑菌の繁殖は水が傷む原因であり、水が傷むと榊にも影響が出ます。
なので、榊立ての中に入っている水は毎日朝夕の二回交換する必要があります。
②榊自体も洗う
榊の茎をこまめに洗うことで、切り口の雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
輪ゴムなどで束ねてあると、枝の傷みが早くなります。
③葉の乾燥を防ぐ
葉っぱが乾燥しているときには、桶に水を貼って葉っぱを含めて丸ごと10分ほど浸すと長持ちします。
まとめ
神道の思想は、日本古来の宗教的な思想です。
「八百万(やおよろず)の神」という言葉をどこかで耳にしたことがあるかもしれません。
私たち日本人は行くと自然と元気になれる場所を「パワースポット」と呼んで楽しんだりしています。
現代においても確実に神道の思想は私たちの生活に根付いています。
「お天道様がみているよ」という言葉の通りに、
この国における子どもの感情を育むのに一役買っているのも神道の思想です。
この記事が、神道に対する興味を持つきっかけになれば幸いです。