日常が戻ったらどこに行きたい? 子どもの心の守り方

2020.5.7 健康・美容

日常が戻ったらどこに行きたい? 子どもの心の守り方

#健康


新型コロナウイルスの感染拡大によって、急な環境の変化や緊張状態が長期にわたって続いています。

こんな時に心配なのが大人の心だけではなく子どもの心。

イライラする、落ち着かない、眠れない、集中できない…などお子さんが心のバランスを崩してしまっていませんか?子育て中のママさんに、今回は子どもの心の守り方についてご紹介します。

まずママ自身の不安を和らげる


テレビやインターネットでは新型コロナの情報が洪水のようにあふれ、私たちは1日に何度もその情報を見聞きしています。その多くはポジティブ情報ではないため、見聞きするたびに、ますます不安になっていきます。ママの不安感は子どもに影響します。まずはママの心を安定させることが必要です。現状でできるストレス対策として2つご紹介します。

★ 有酸素運動のウォーキング・ジョギング
3密を避けた屋外で、心身共に良い有酸素運動の「ウオーキング」「ジョギング」をお勧めします。有酸素運動や太陽を浴びることによって、精神の安定に深く関わりのある脳内物質のセロトニンが増加します。また道に咲く草花など、家の近くにある自然を楽しむのも、ストレス解消になります。



★ 好きで楽しいことをやる
室内では、勉強・本を読む・料理・ストレッチ・ダンス・ピアノ・歌など今までできなかったことを思いっきりやってください。好きで楽しいことをやることが心の健康に最適なのです。

使う言葉を変えて心を前向きに


非常事態の中では、世の中に飛び交う言葉はネガティブなものばかりです。

そこで重要なことは、できるだけ「心をマイナス側にもっていかないこと」です。

心がマイナスになると、体の免疫力も落ちてしまいます。そこで大切なのは、使う言葉をできるだけポジティブで、未来志向なものにすることです。言葉が心に与える影響は想像以上に大きいもの。

「また旅行に行こうね」「終息したらみんなで○○に遊びに行こう!」「○○できる日が必ずくるよ。それまでみんなで乗り越えよう!今できることを考えていこう。」と考えて口に出すことです。このような言葉を使っていると、非常事態の中でも何らかの希望やアイデアを見つけやすくなり、自分の行動も前向きになっていきます。そんなママの姿勢は子どもにも伝染していきます。

子どもへの接し方のポイント


子どもの心の安定に最も大切なのは、良好な親子関係です。その良好な親子関係を守るためのポイントは“共有”“共感”です。

❤ 子どもと時間や経験を「共有」する
一緒に料理をしたり、植物を育てたり、お掃除したりと、親子で一緒にできることを見つけましょう。また家事などを「お手伝い」してもらったら、感謝の気持ちを示しましょう。「自分は必要とされているんだ」という子どもの自己肯定感が高まります。

❤ 子どもの気持ちを受け止め、「共感」する
子どもが話しやすい環境を作って話をしっかりと聞き、気持ちを受け止めてあげましょう。「イライラするね」「退屈だね」「友達に会えなくて辛いよね」など、子どもの気持ちに寄り添い、励ましてあげてください。

いかがでしたでしょうか。
子どもたちは、こういうときも親の姿を見ています。もちろん、楽観だけでもよくありません。マイナスな出来事に対しては最悪を想定して適切な計画や準備をしつつも、心はつねに前向きでいましょう。
先行きの見えない状況ですが、いつかは必ずこの非常事態から解放されます。“今できること”を子どもと一緒に楽しみましょう!

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