「ありがとう」がキーワード 感謝の気持ちを育んで毎日をハッピーに!

2020.6.19 子育て

「ありがとう」がキーワード 感謝の気持ちを育んで毎日をハッピーに!

#教育

プレゼントを手渡した時に、笑顔で「ありがとう」と言う子がいます。

その一方で、無表情に受け取り「これだけ?」とつぶやく子もいます。

同じプレゼントでも、受け取る子どもによって喜びが増すきっかけにもなれば、不満を募らせる原因にもなるのです。

“感謝の気持ち”は、その人が人生を幸せと感じられるかどうかに大きな影響を与えます

周りとしても「ありがとう」と感謝する子には「もっと何かしてあげたい」と思いますよね。

子育て中のママさんに、今回は自然と感謝できる子どもに育てる方法についてご紹介します。

“感謝の気持ち”の大切さ



「感謝の気持ちを持つと人は、やる気に満ち、落ち込んだ心が癒え、希望がわいてくる」。

これはポジティブ心理学の中心的研究者、カリフォルニア大学のロバート・エドモンド教授の言葉です。

実際に日頃から感謝の気持ちを持っている子どもは、学校や日常生活に対する満足度が高いのだといいます。

その理由は、ポジティブな感情で物事に対して楽観的に取り組むことができるからです。

また “感謝の気持ち”は、持つだけではなく伝えることが大切です。

「ありがとう」という感謝の言葉は相手を気持ち良くするだけではなく、自分も前向きにさせるのです。小さなうちから「ありがとう」と感謝できる心を育てたいですね。

感謝を伝えられる心を育むには



●いろんなものに感謝する親の姿を見せる
日常生活の中で「感謝の気持ち」を示す親の姿を見て、子どもも「ありがとう」の使い方を学んでいきます。まずはママが積極的に「ありがとう」を言うようにしましょう。また、子どもが何かしてくれたら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。

●モノの大切さを教える
なんでも「簡単に手に入る」と思ってしまうとモノのありがたみは薄れてしまいます。壊れたらなるべく直したり、あるもので工夫したり、モノを大切にする姿勢を教えましょう。待ち望んでようやく手にするモノなら、ありがたさも倍増します。

●「ありがとうは?」と無理強いしない
「ありがとう」という言葉を伝える前に、「ありがたい」と思える感謝の気持ちを持てるかどうかが大切です。重要なのはその
言葉と一緒に感謝の心を育むことなのです。

●子どもの存在自体に感謝していることを日常的に伝える
ふだんからお子さんを認め、そして適切にほめ、その存在自体に感謝することで子どもの自己肯定感が高まります。すると自分と同じように他人も大切にするようになり、感謝の気持ちを表現できるようになるのです。

●日常の“当たり前”のありがたさに気づかせる
今日も健康でいられること、温かいごはんが食べられること…などは繰り返される“当たり前”の日常です。しかし、この “当たり前“だと感じている日常のありがたさに気づき、感謝する…こんな心の持ち方が「ありがとう」と言える心を育みます。



いかがでしたでしょうか。
新型コロナウィルスの影響で生活が大きく変わり、これまで当たり前だったことができなくなりました。しかしこれは、日常の “当たり前”のありがたさに気づくチャンスです。「外で友達と遊べる」「学校でみんなと一緒に勉強できる」…そんな日々の生活に感謝できるのならば、日常は“小さな幸せ”に満たされます。この小さな幸せの積み重ねが幸せな人生を形づくるのです。

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