お子さんと「水の大切さ」を知ってみよう

2021.5.27 子育て

お子さんと「水の大切さ」を知ってみよう

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梅雨の時期が来ますね。

梅雨でおなじみの雨は、土や生き物には欠かせないですよね。

そして、私たちの体もおよそ60%、体の三分の二くらいも、水分で出来ているため、水がなければ生命を維持していくことは難しいです。

また、私たちは飲む以外にも快適に暮らすために必要な洗濯や風呂にも、新型コロナウイルスなどの感染症予防での手洗いのためにも「水」は必要です。

しかし、幼い頃から当たり前のように存在していると「無限にある」と思い込んで、ジャブジャブと使ってしまいがちです。

水も資源も有限です。いつか終わりが来ます。

水がどれだけ希少なものなのか、それをお子様と認識を共有することで、水の大切さについて少しでも考えるキッカケになればと思います。



諸外国と比べて、日本の水環境はどれほど恵まれているのか



まずは、日本の中だけでは水の希少さを感じることが難しいため、

海外と比べて日本の水が、どれだけ恵まれているかということに着目したいと思います。


◎すぐに手に入る

日本では、自動販売機やコンビニでほしいと思った時に低価格で水を買えます。

水道の蛇口をひねれば、きれいな水がすぐに出てきます。

水道水をそのまま口にできるほどの国は、先進国の中でも稀なため

海外の方からは「日本は水に恵まれている」というイメージがあると言われています。

飲める水をとりに、家から一日以上かけて水を汲みに行く地域の方もいます。

学校で学べずに、家族のために、水を取りに行く、という生活をしている子どもたちもこの世界には存在するのです。



◎豊かな水資源がある が・・・今は確実に少なくなっています

水資源とは…

【人の生活、生産活動などのために利用可能な水。(省略)地下水などが使用される。水資源の源は降水であり、水資源は再生可能な資源である。】

引用:コトバンクより

(少し細かい資料ですが、国土交通省のサイトにも現状の日本の水資源の情報が公開されています。興味のある方はぜひご覧ください)

降水が源ということで「梅雨」などが染み込み湧き水が出る日本は、水資源は豊かに見えるのですが、

近年、日本各地の水源地(水を取ることができる土地)が、諸外国から土地を買われている現状もあります。

これは、どうしようもない理由もあるかと思いますが、日本が水源地を手放すことを大きな問題だと思っていないなど、「水の希少さを知る」「水への関心」があれば防ぐことのできることでもあると言われています。



水源地の買い占めについてが気になる方はこちら
1.水ジャーナリストの方の記事

2.DIAMOND Onlineさんのサイト


~今、この日本で、水の希少さに気づけるタイミングを作ってみよう~


日頃の生活の中では気づきにくいですが、

水不足で節水を余儀なくされる時、災害による断水の時

「水がないとこんなにも困るんだ!」と、改めて水のありがたみに気が付くことになるかと思います。

水がない苦労は体験を通せば感じ取れますが、災害等は偶発的に起こることで、

積極的には起こってほしくないことですので、水の希少さを知るための体験として、

一度「水がなかったら…?」という生活を家族で1日 試してみることでも、大きな気づきになるかと思います。


まとめ



私たちの体を作る大切な「水」だからこそ、日頃からありがたみに感謝したいものですね。

この記事を通して、「水」のように当たり前に存在すると思っているものに対して、

「ありがたい」という気持ちを日頃から伝えることで、子どもたちの感謝する心を育むことが出来れば幸いです。

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