2022.2.16 子育て
大量のごみが問題になっている?ごみ問題について考えよう!
皆さんはニュースで、「ごみ問題」という話題を聞いたことはありませんか?
私たちが普段何気なく捨てるごみが、環境問題に繋がっているそうです。
私達が生きる地球の為、私達には何が出来るでしょうか。
ごみ問題解決の基本となる3Rや、ご自宅で取り組める対策をお伝えいたします。
1.ごみの量はどれくらい?
対策をお話する前に、ごみ問題について少しだけ考えてみましょう。
ごみ問題と言われていますが、いったいどれだけの量が排出されているのでしょうか?
令和3年3月30日に取られた集計によると、1年間で4274万トンのごみが日本で出たそうです。
あまりにも大きな数字で、想像が難しいですね。
数字を見やすくする為、4274万トンより小さい数から、考えていきましょう。
皆さんは、東京スカイツリーをご存じでしょうか?
日本一の高さを誇る電波塔、これがおよそ220基集まって、約800万トンという重さになります。
4274万トンという重さに置き換えると、東京スカイツリーが1110基集まっても足らない量です。
漠然とですが、1年間に捨てられるごみの量が、とんでもない量であることが伝わったでしょうか?
これらのごみは、焼却、又は埋め立てを行い処理されます。
処理には、問題がいくつかあります。
代表的なものでは、
・ごみの焼却時に出る二酸化炭素は、温室効果ガスと呼ばれ、地球温暖化を進めると言われている
・埋め立てでは、最終処分場という場所にごみを埋め立てているが、このままごみ捨て続けると、埋め立て地が無くなると言われている
というものがあります。
問題を解決する為、私達には何が出来るでしょうか。
2.3Rとはなんだろう?
ごみ排出する為に効果的だと言われている習慣があります。
それが3Rです。
3Rとは、
・Reduce(リデュース)
・Reuse(リユース)
・Recycle(リサイクル)
の3つを表す言葉です。
具体的にどんなことが出来るのか、1つずつ見ていきましょう。
(1)リデュース
リデュースとは、ごみを出さないように気を付けることです。
例)使う用途が決まっている商品のみを買う。
飲食店では、食べきることが出来る量の食事のみを頼む。
一つのものを長く使う。
(2)リユース
リユースとは、同じモノを繰り返し使うように気を付けることです。
例)壊れたら修理をして、また使う。
使わなくなった物同士を人と物々交換する。
フリマ、リサイクルショップを利用し、中古品を使う。
(3)リサイクル
リサイクルとは、使わなくなった物を原料に戻し、新しく物を作ることです。
例)市町村で決められたごみの分別を守る。
使い終わった家電は、お店などに引き取ってもらう。
3Rは特に難しいことはなく、ちょっとした心がけが大事なようです。
これなら出来そう!と感じ方もいらっしゃるかと思います。
しかし3Rは、場合によっては環境への悪影響が出てしまうことがあるようです。
どんなことに気を付けて、3Rを行えばよいのでしょうか。
それは、エネルギーを多く消費してしまうことがあるという点です。
例えば、リユースで古いものを使うとき、物によっては省エネ性能が低く、使うだけで多くのエネルギーを使用したり、二酸化炭素を排出してしまうことがあります。
リサイクルでは、全てのごみが出来るわけではないことを知っておくといいでしょう。
又、リサイクルにおいて、ごみを原料に変える時や、原料から商品に変える時には、エネルギーを使わないと出来ないことも大事なポイントでしょう。
ここで、3Rをまとめてみましょう。
まずリデュースでごみを出す量を減らすということがとても大事です。
そしてリユースでは、環境に悪影響を与えないものを出来る限り長く使いましょう。
どうしても捨てないといけないものは分別し、リサイクルの循環に入れてあげましょう。
日常のポイントで少し意識をすることで、3Rを行うことは出来そうですね。
3.お家でできる!リサイクル
先ほどご紹介した3R内では、リサイクルは企業頼みでした。
ですが、ご家庭でもできるリサイクルはあります!
今回は、ペットボトルや牛乳パックを使ったリサイクル工作をご紹介いたします。
・ペットボトルキャップで作るマグネット
ペットボトルキャップを使って可愛いマグネットが作ることが出来ます。
目打ちで穴を開ける作業や、ワイヤーを使っての作業は、安全の為、保護者の方と共に行いましょう。
詳細はこちら
・牛乳パックで作るカライドサイクル
折り紙でも作ることがカライドサイクルは、牛乳パックでも作ることが出来ます。
難易度は高いですが、クルクルと変わる模様は何度も楽しむことが出来てオススメです。
詳細はこちら
・牛乳パックで作る小物入れ
牛乳パックで便利な小物入れを作ることが出来ます。
こちらも難易度は高いですが、利便性もあり、オススメの工作です。
詳細はこちら
4.まとめ
ごみ問題について、どんな問題であるのか、どんなことが私達にも出来るのか、伝わったでしょうか?
この記事をきっかけに、お子様と環境問題について考えるきっかけになれば、嬉しいです。