2019.2.10 子育て
イラッとモヤッとを解消!アンガーログのススメ!
アンガーマネジメントを学んでいる最中のなっちゃんです。
さて、突然ですが、あなたにとっての「~べき」は、なんでしょうか?アンガーマネジメントの考え方においては、「~べき」という自らの思考のことを「コア・ビリーフ」と呼ぶそうです。ざっくりとした説明にはなりますが、自らの価値観のものさしで事象を測るときに生じる「~するべき」、「~するべきではない」「~するはず」、「~するはずではない」といった、自分の願望や希望や欲求を象徴する言葉を伴う考え方のことです。こういった考え方を寄せ集めると、「あなた」という一人の人間の価値観が出来上がります。
たとえば、あなたが、何回促してもおもちゃを片付けないわが子に、ついついイラッと、モヤッとしたとしましょう。なぜあなたは、そのときに、「なぜ」イラッと、モヤッとしたのだと思いますか?そのとき、あなたの心の中には「何回も注意を促しているのだから、この子はおもちゃを片付ける”べき”だ」という考えがある可能性があります。この”べき”は、曲者で理想と現実にギャップがあるときに生じるようで、イラッとしたり、モヤッとしたときに、その内容を記録すると、あなたの「コア・ビリーフ」が見えてくるようです。コア・ビリーフは自分の育った家庭環境や、経験からくる教訓に基づいていることが多く、ほとんど無意識に身についていることが多いそうで、なかなか自分では意識しにくいそうです。
その解決策として、自分の中にあって他人との摩擦の原因になっている「コア・ビリーフ」を洗いざらい発見し、客観的に意識する方法として『アンガーログ』という手法があるとされています。アンガーログとは、「いつ、何に腹を立てたか」の記録です。アンガーログをしばらく続けることのメリットは、自分が何に対して腹を立てやすいのか、怒りの傾向がわかります。傾向がわかれば、対策が立てられ、不要な怒りを避けることができます。また、アンガーログの効果として、その場で書き留めることで、冷静になれることが挙げられます。それでは、先ほどの何回促してもおもちゃを片付けないわが子に、ついついイラッと、モヤッとしたとした例をもとに記入例(※場面設定はフィクションです)を考えてみましょう。
・怒りの度合いを10点満点で評価 →(4点。こんなことは、日常茶飯事だし…)
・怒った日時 →(×月○日、夕方)
・怒った場面 →(掃除してるそばから、派手におもちゃを散らかしてくれちゃって…)
・誰に対して →(わが子)
・どんな出来事、言動に対して →(何回促してもおもちゃを片付けないわが子の言動)
・どのような言葉で怒ったか →(「あとで、また遊ぶもん!あと、お父さん、お母さんだって、片付けヘタ!」)
・怒った時の気持ち →(片付けにちょっとは協力して欲しいな。あと、一言余分じゃない…?)
・怒った理由 →(珍しくものすごく疲れていて、早めに休みたかった。)
・怒った結果、相手にしてほしかったこと →(「せめて、おもちゃ箱にポイポイと投げ入れて欲しかった」)
・怒った結果、実際どうなったか →(わが子に秘蔵の高級チョコを食べられた…、シマッタ…)
といった感じです。自分が何に対してイライラ、モヤモヤするかを知っていれば、そういった状況を前もって避けることも出来ます。まさに「敵(=イライラ、モヤモヤ)を知り己を知れば(=アンガーログを書く)百戦危うからず」ですね。
もしよろしければ、アンガーログをあなたも作ってみてはいかがですか?