2019.7.23 健康・美容
低気圧と頭が痛くなるのは関係あるの?起こる理由と和らげる方法
「なんか雨の日になると頭が痛くなるんだよね…」
「低気圧でだるくなりやすいな~」
そう感じたことはないでしょうか。
もはや体の痛みだけで、天気を当てられてしまうという強者もいらっしゃるようです。
そこで今回は、低気圧で不調が起こりやすい理由と和らげる方法について書いていきたいと思います。
なんで低気圧だと頭痛や不調が起きやすいの?
こういった気象の変化で不調が起こることは「気象病」と呼ばれたりもするそうです。
低気圧とは、周囲よりも気圧が低いということなので、飛行機の中や山の上などと少し似たような状況ということです。
人は、「外から押される圧力」と「体内から押し出す圧力」とのバランスをとって生活しています。
しかし、梅雨の時期に低気圧になる瞬間が多く外からの圧力が下がり、バランスが崩れやすいのです。
この時期、体は気圧の変化を感じ取り、耳の奥の内耳が膨張します。
ちょうど内耳が飛行機や山の上でお菓子の袋がパンパンに膨らむのと同じような状態になります。
この「内耳」から脳に指令が行き、全身の自律神経に伝わることで色んな不調が出てくるのです。
(自律神経は、呼吸、内臓、血液の循環などの機能を調整する役割を持っています)
低気圧と頭痛には関係がないという研究調査もある!?
天気が悪いのは嫌だ、頭痛になりそうだという「思い込み」が体に不調を与えているだけで
気候と頭痛は直接的な関係はない。という専門家の声もあります。
たまたま低気圧の来る日に頭痛が起きていると認識する回数が多いと条件反射で頭痛が発生するということも考えられます。
もし無理をしないのであれば、天気が悪いからと考えなくてもよい別の事を考えていると忘れられるかもしれないですね。
和らげるための方法をご紹介!
あまりにも痛みがひどくて、生活に大きな支障が出る場合は致し方ないですが
頭痛薬にはあまり頼りたくないですよね。
頭痛薬は、一時的に血流量を減らして痛みを紛らわせているに過ぎず、逆に自分で治す力が弱まってしまうともいわれています。
そこで今回は薬以外の方法をご紹介したいと思います。
★顎関節のくぼみのツボを30秒押してみよう
→耳たぶの後ろのくぼみを痛いかな、と思うくらい押す。
★耳を引っ張るストレッチ
→耳の真ん中から上にかけても手でつまみ、真横に引っ張る。(5~10秒)
耳を上下に動かすのもよい
★クーラーなど直接冷えないような工夫を
首にタオルを置いたり、スカーフをしたり、肩にカーディガンをかけたりと
肩・首回りを温めると血液の循環が良くなります。
体を根本から温めるために、湯船につかってから寝るという習慣も長期的にみても、とても良いです。
昔から語り継がれていることですが、手首、足首、首を冷やさないことが効果的です!
この時期、頭痛が続くなあ、と思ったら疲れはないかなど
生活を一度見直す機会にしてみるのもいかがでしょうか。