2019.9.17 健康・美容
耳掃除、本当は必要ない!?耳掃除は病気に繋がりかねないほど危険な理由
耳掃除、毎日やっています!という方も見かけます。
毎日とは言わずとも「耳かきをしないと気持ち悪いじゃん」と感じる方が多いので話でしょうか。
しかし、この耳かき「本当はやらない方がいい」って知っていましたか?
今回は耳かきがなぜ危険なのかなどをご紹介していきたいと思います。
耳かきでなく、他の物を耳に入れていませんか!?
耳には、脳神経が4種類走っています。
そんな耳の中に、ペンのキャップ、クリップ、爪、鍵の先、なんてものを入れてかいている方はいませんか?
これらの物を入れるのももちろん危ないですが、実は当たり前に耳掃除に使われている
「綿棒」も危ないって知っていましたか?
綿棒での耳かきで意識不明になった!という事故も…
イギリスの新聞で、イギリス人男性(31)が、耳かきで使用した綿棒が原因で発作を起こして意識不明になったという事故が報じられました。
耳かきで使用した“綿棒のコットン”が5年前に耳の奥につまり、細菌が増殖して脳まで感染したと見られるという内容でした。
(手術で耳奥の膿を取り出した際にコットンの塊が出てきたことで判明)
その男性が免疫低下状態であったのも相まって「悪性外耳炎」が引き起こされ、頭蓋骨の方まで入って、進行したと見られているそうです。
原因が綿棒だなんて聞いたら、とても怖い話ですよね。
今回の例はイギリスでしたが、耳かきが原因のトラブルは日本でも数多く報告されています。
耳かきはやればやるほど良くない?!
耳かきをすると、より「かゆみの成分」が出てきてしまうため、やればやるほど耳がかゆくなります。
最初だけ我慢できれば、かゆくなくなります。
また耳かきをすると、外からの菌を防いでくれる耳の中の「産毛」までとれてしまうので、
あまり良い状態ではありません。
耳あかも外からの細菌をせき止めたり、肌を保湿するなんて機能を担ってくれているので、あっても問題はないのです。
正しい耳かきの方法とは!
最善の方法は、「耳掃除をしないこと」
耳あかは自浄作用があり、自然に落ちるため本当は耳掃除は必要ないのです。
しかし、耳あかが溜まり過ぎて聞こえが悪くなる方や補聴器を使用している方は補聴機能を妨げかねないのでお風呂上りなどの湿った状態の耳あかをサッとふき取るくらいで大丈夫です。
その際、綿棒は刺激を減らすため少し濡らし一センチほど優しく耳に入れ、痛くないように外に向かってふき取るだけにしましょう。
いかがでしたでしょうか!
意外だと思われる方もいますが、少しでも病気のリスクを減らすためにも「耳かきをしない」という習慣を実践してみてはいかがでしょうか。