2019.10.21 健康・美容
子どもでも歯肉炎や口臭が出る可能性あり!子どもに聞かれたら答えたい歯磨きの大切さ
小学生のお子様からなぜ歯を磨くのかと聞かれて困ったことはありませんか。
今回は、小学生のお子様を持つ方にむけて、なぜ歯磨きが大切なのかを紹介したいと思います。
なぜ歯磨きが大切なのか
歯を磨くことは口の中の健康を保つために必要なことです。
食べ物を食べると口の中には食べかすが残ります。
この食べかすの中で細菌が繁殖して、ネバネバした物質を作り、歯の表面にくっつきます。
これが歯垢(プラーク)です。
食べかすは強くうがいをすれば取れてしまいますが、プラークは歯を磨かないと取れません。
プラークがついたままになっていると、その中の細菌が作り出した酸が歯を溶かしていき、穴が開いてしまいます。これが虫歯です。
また、歯と歯肉の間にプラークがたまると、その中の歯周病菌によって歯肉炎を起こしたり、さらに放置しておくと歯周炎(歯槽膿漏)となってしまったりします。
さらに、プラークや虫歯があると口臭がきつくなります。
口臭が起きる子供の8割が磨き残しや虫歯などの菌からくるものだと言われています。
これら口臭や虫歯、歯周病の最も大きな原因であるプラークがたまらないように歯を磨くのです。
歯磨きの仕方
歯磨きはいつするの?
食後に毎回磨くのが理想ですが、最低でも寝る前は磨きましょう。
小学生のお子さんには寝る前と朝の2回、歯を磨く習慣をつけるように時間を決めて毎日歯を磨くようにしてください。
どれくらい磨けばいいの?
子どもが歯を磨く時間はせいぜい1分程度だそうです。
これでは磨き残しが出てしまいます。最低3分は歯を磨くようにしてください。
どうやって磨くの?
歯ブラシは歯と歯茎に当たるように45度の角度で当てて磨くようにしてください。
奥歯や歯並びが悪いところは丁寧に磨くようにしてください。
口臭が気になる?
お子様の口臭が気になるときに、簡単に大人のようにアルコール入りのマウスウォッシュで口をゆすぐようにすると、味覚障害が起きるかもしれませんのでお勧めしません。
その時は歯磨きがきちんとできていないのかもしれませんので、「歯磨きをしないと口臭は消えないから」と言って、歯磨きをするようにお子さんと話してみましょう。
歯ブラシの硬さは?
歯ブラシが固いと歯茎を傷めてしまう恐れがあります。
やわらかいとプラークがきちんと取れません。
ですので、硬さは「普通」をお勧めします。
まとめ
歯を磨かないとプラークが溜まり、虫歯や口内炎、口臭の原因になります。
お子さまとは一日2回、3分以上の歯磨きを習慣づけることが大切です。