2020.7.2 子育て
子育てに必要だと言われる 子どもの「自己肯定感」を育むための方法
「自己肯定感」という言葉、よく聞きますよね。
「自己重要感」などという言葉も聞いたことがある方もいるかもしれません。
そして、子育てには自己肯定感が必要だという声を聞いて、どうやってその力を育めばいいの?と迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、ママさん自身で自己肯定感を育む子育てで迷っている方に、気負わずに始められることをご紹介できたらと思います。
まず自己肯定感って何?
「自己肯定感」…自分は価値のある人間だ、と自分を受け入れ、尊重できていること
と言われます。
一方で、自己肯定感が「ダメな自分を認められている状態」だと思っている方は少ないでしょう。
自分に対する理想が高すぎると、現実とのギャップに悩み逆に自己肯定感が下がりやすいのです。
どんな不運に思えることも、「そんな時もある。自分自身の価値は何があっても変わらない」と思えていることが自己肯定感の高い人だと言えます。
自己肯定感はどうやったら削られてしまう?
逆に、どういうことをすると自己肯定感が削られてしまうのかを知っておくのも自己肯定感を考える上でも分かりやすいかと思いますので、ご紹介します。
●よくできた時だけ褒める、できない時は否定的な態度になる
●何から何まで親が干渉して決めてしまう
●子どもが自分の考えを伝えてきても、「この方法の方がいい」と言ってしまう
●子どもが甘えてきても後回しにする
なども子どもが「ありのままの自分の存在を認めてもらえていない」と無意識に感じてしまうのです。
私自身も耳が痛くなりそうです。笑;
ママさんたちが自分自身に上記のような対応をしていることも多いかもしれません。
自分への語りかけは、無意識に何万回も行われているので、自分のことを悪く言ってしまえば、同じような言動を他の人にもしてしまいます。
これは、私も痛いほど感じてきたことです。まだ私もリハビリ中ですが
今からでも遅くないですし、大人になってからも自己肯定感を高めることは可能です!
今までの自分を責めればいつもと変わらないので、「今から何ができるか」と言う視点で一緒に進んでみましょう!
自己肯定感を育む関わりや行動は?
お子さんの自己肯定感を高めたいと思った時にできる行動をご紹介します。
◎読書や読み聞かせをする
他人の気持ちを想像する力、自分の思いを口にできる力は「自分自身の感情のコントロール」にも役立ちます。子どもと触れ合って、読み聞かせや読書をするのは効果的と言えます。
一緒に温かい気持ちになる映画を見ることも良いかもしれません。
◎他の子とは一切比較しない
比較して、よかったことなど一度もないような気がしませんか。親の自分が他の親と比べられたら嫌なように、同級生や兄弟などと比較する必要は一切ありません。
◎子ども自身に選択権を与えて、子どもの選択を受け止める
~しなさい、は言う必要がありません。つまずいたとしても、自分で立ち直る力を子どもは持っています。子ども転ばないようにすることが教育ではないことをしっかりと親が理解している必要があります。
◎結果が良くなくても、頑張った過程を親から伝える
自分自身の頑張りを見てもらえていないと悲しいのは、ママさんたちも経験があるのではないでしょうか。
◎ママさん自身が自分の頑張った過程を認める
ノートなどに自分の出来たこと、得意なこと、好きな性格など、過去の自分のおかげで得ることができたことが必ずあるはずです。まずは自分のことを認めることで、子どもの頑張りも見つけやすくなります。
◎「長い目で見ればいい、全部1人でできなくてもいい」という気持ちで子を見守る
今、理不尽に思えることや上手く行っていないように見えることも、長い目で見たら
「あの出来事のおかげ」だと思う時が来ます。
今だけに結果を求めない、自分1人で全てをやろうとしないということは知っておく必要があります。
◎褒められたら素直に受け取る
他人から子どもが褒められても、謙遜のつもりでお子さんをあえてけなす言葉を言っていませんか?褒められたら素直に受け取る。その方が言った相手も子どももママさん自身も無駄に傷つく必要がなくなります。
いかがでしたでしょうか。
「自己肯定感」という言葉の意味は知っていても、なかなか腑に落ちていない方もおおいのではないでしょうか。
自分なりの方法でいつでも笑っていられるような毎日を過ごしていきましょう!