2020.8.14 健康・美容
ブルーライトカットのカット率ってどういう基準?ゲームばかりの子どもに合うメガネとは
またコロナウイルス感染者が増え、お子さんが家にいる時間が増えましたね。
家に居ることが増えると、お子さんのゲーム時間やスマホ・動画・テレビを見る時間も増えますよね。
そこで心配になるのが「お子さんの目」
ブルーライトカットメガネでも買おうかしら、と思い始める方も多いのではないでしょうか。
私も、ブルーライトカット眼鏡を買おうと思いましたが、選ぶ中で疑問なのが
「ブルーライトカット カット率」の部分ではないでしょうか。
私自身カット率が高ければよいイメージはあるものの、そもそもカット率ってどういうものなのかが分からなくなってきてしまいました。
そこで今回は、ブルーライトカットのカット率 や 眼鏡選びの基準について
専門的過ぎず、簡潔に書いていきたいと思います。
そもそもブルーライトとは
人が見ることのできる「可視光線」の波長の図(上記)の中の、
だいたい「380nm~480nm」くらいの波長をブルーライトと呼んでいます。
ちなみに、人が見ることのできる光線より波長が低いと「紫外線」、波長が高いと「赤外線」と呼ばれる領域になります。
そして、その中で特に目に良くないのは「400~420nm」の範囲だと言われています。
この400~420nmは、HEV(High Energy Violet light)とも呼ばれています。
ブルーライトカットメガネの選ぶ基準は?
そもそもブルーライトカットメガネは、本当に効果があるのかということが気になる方も多いかと思いますが、神奈川県での調査で、完全ではないものの、各社の出しているメガネはある程度ブルーライトカットができることが分かってきました。
【選ぶ基準1:ブルーライトのカットタイプ】
反射タイプと、吸収タイプというものがあります。
カット率の高さは、反射タイプ < 吸収タイプ となっています。
吸収タイプは高いカット率なものの色がついたものが多く、普段使いには向いていません。
メガネ自体に記載されていないこともありますので店員さんに聞いてみても良いと思います。
【選ぶ基準2:ブルーライトカットメガネの使用するタイミング】
カット率が高ければ高いほど体にいいという訳でもないということを知っていましたか?
明るい部屋で、高いカット率のメガネをかけても、かえって目が疲れる原因になり得ます。
明るい部屋→ おススメカット率20~40%
暗い部屋 → おススメカット率60%
刺激に弱い方ですと、カット率が高い方が良いと思われます。
これは、日本工業規格(JIS規格)の数字になります。
規格って何?と思う方も多いと思いますが、簡単に言うとそれぞれの地域で認定された基準です。
BS規格の表示はJIS規格よりも高く書かれていることが多いです。
「例:40%代(BS規格)→19%(JIS規格)」
数字の高さでいうと、
「JIS(日本)」と「EN(欧州)」は同じような数字になりますが、「BS(英国)」は少ないパーセンテージになります。
【選ぶ基準3:カット率の表記の謎】
上記でおススメのカット率を出しましたが、お店に行くとカット率「50%カット」「45%カット」などと目にすることが多いですが中には「90%カット!」と謳われているものまで存在します。
どれを信じたらいいのか分からなくなりますよね。
この表記の謎ですが、波長のどの部分をカットするのかという説明が抜けていることが多いです。
その「部分」というのが、ブルーライトと言われる「380nm~480nm」の範囲です(上記の可視光線の図参照)
(紫外線に近い380nmの部分が)「94%カット!」(だが、特に目に悪い420nmの部分は19%しかカットできていない)
などという()内の文字が省略されていることもあります。
波長については、小さい字で書かれていることもあると思いますので確認してみてください。
もし小さい字を見つけることが出来なければ、「380nm~480nm(ナノミリ)の波長のどの部分のカット率(または平均カット率)を教えてください」と店員さんに聞いてみるのも一つの手です。
いかがでしたでしょうか。
ブルーライトカットメガネさえしておけば大丈夫、というほど完全ではないので、メガネだけに頼らないということが大切です。
そして、目が疲れるのとブルーライトの浴びすぎは、関係していないこともありますので
ブルーライトカットメガネをかけても、疲れ目だと感じる方は特にメガネに頼り過ぎずに生活することを心がけましょう!