2024.5.10 子育て
5月病ってどんなもの?原因と対策をお伝えいたします!
目次
(はじめに)
5月病はどんなものでしょうか?聞いたことがある方や初めて聞いた方、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか?どういった方がなりやすく、どういったものなのかに加え、原因や対策をお伝えいたします。
1. どうして5月病と呼ばれている?
5月頃は就職や進学など新しい環境からある程度経過し、負担が現れてくる時期です。そうした負担から、5月頃に心や体の不調が目立つため、5月病と呼ばれています。
2. 5月病はどんな状態になること?
5月病になると、体がだるい、疲れやすい、積極的に何かしようという気持ちがわかない、落ち込んだ考え方をしてしまう、眠り心地が悪い、食欲がわかないといった「適応障害」や「うつ病」と思われる状態になります。
また、今までできたことが難しくなった、好きなものなのに気持ちが変わらない、常に不安な気持ちになっている場合は要注意な状態です。
3. 5月病は実は正式な医学的用語ではない
実は5月病は「適応障害」や「うつ病」と診断されるもので、学生や社会人が5月頃に心や体の不調を起こしやすいため、「5月病」と呼ばれています。「適応障害」は負担の原因を取り除くことで改善しますが、「うつ病」は医者の助けが必要です。
4. 5月病になりやすい環境とは?
入学や就職で新しい環境で生活している人々が5月病になることが多くあります。慣れないことでストレスが蓄積して無自覚なうちに疲れてしまうことも珍しくありません。また発症してしまいやすい人の特徴としては「環境の変化が苦手な人」、「完璧を求める傾向な人」、「責任のことを考えてしまう人」、「ストレスをため込んでしまう人」で、注意が必要です。
5. 5月病対策はどうする?
5月病は主にストレスが原因で発症します。睡眠や休息を十分にとり趣味や運動など、ストレスを溜めないような生活をしていきましょう。物事の捉え方を変え、「新しいことや慣れない環境ではうまくいかないこともある」、「できる範囲でやってみる」といった負担をため込まないようにしていくなど、精神に負担がかからないようにしていくことも好ましいです。
違う部署に行く、転職するなど、負担の原因から遠ざかることも候補として考えておきましょう。落ち込んだ気分や眠れない症状が目立つ場合は医者に頼ることをおすすめします。
6. 周りの人の5月病になった場合、どんな特徴がある?
自分の5月病にも気を付けるべきですが、他の人も5月病になってしまう可能性があります。周りの人に以下のようなことがある場合は5月病の疑いがありますので相手に気遣う言葉をかけてみることが好ましいです。
・周りの人の5月病の兆候
5月病は仕事の出来の良さや普段のふるまいに影響があります。いつもよりミスが多い、するべき仕事が遅れる傾向にある、遅刻や欠勤が多くなった、人間関係が悪くなってきたなど、これらの特徴が現れる場合があります。
7. なにもせず放置するべきではない5月病
5月病は放置しておくと重いうつ病に進行してしまう可能性があるため、自分で解決が難しい場合は、心療内科や精神科に相談することをおすすめします。
特に、何も楽しめない、2週間以上も眠りの調子が悪い、遅刻及び欠勤が多い、日常生活ですることまでもが億劫になっている状態の人は要注意です。
(まとめ)
自分の5月病にも注意しておくことも必要ですが、周りの人も同様になってしまうことがあります。日常的に負担をためない生活を心がけ、周りの不調にも気づいてあげられると好ましいです。自分で解決できない場合は医者にかかったり、転職するなど生活を変えてみることも考えてみましょう。