2020.5.5 子育て
インドアライフを楽しむ!室内遊び「百人一首かるた」の遊び方あれこれのお話。
新型コロナウィルスに関する緊急事態宣言の期間延長が検討されている今は「もともと非日常だった生活が日常になりつつある」という状態と言えますね。
「いつもはこの時間は、仕事(あるいは学校)に行ってる時間なんだけどなー」と思う反面、なんらかの知的な刺激がほしいところでもあります。
そこで、今回の記事では、日本の古き良き文化の流れを汲んだ「百人一首かるた」についてご紹介いたします。
1、ちょっとだけおさらいしてみる、「百人一首かるた」の「百人一首」とは?
もともと、「百人一首」はお公家さんであった藤原定家が人から頼まれて京都の別荘の襖(ふすま)に使う色紙に歌を書き付けたことから始まります。簡単に言うと藤原定家自身が「すごく良い和歌だと思うものを百首収録した歌集」と言えます。
百人一首に採録された歌に「恋の歌」が多いなど、選者である定家の和歌に対する好みが反映されているのも特徴の一つです。
昔の歌人が、クラッと恋に落ちた瞬間から今まで続く恋心を歌った恋の歌の数々は、
「人間の恋愛感情が、今も昔も同じだ」ということを秘かに伝えてくれているのです。
選者である定家は、古くは飛鳥時代の天智天皇から、新しいものでは鎌倉時代の順徳院に至るまで幅広い年代の和歌を採録しました。
その成立時期は、13世紀前半 と推定されています。
「百人一首」が現代まで伝わる知的なかるた遊びへと昇華したのは、江戸時代に木版画の技術が普及し、絵入りの歌がるたの形式で広まったことに由来します。
2、「百人一首かるた」とは?
「百人一首かるた」とは、上記のような内容で高等学校教育における古典の授業でも教わった「百人一首」をかるたにしたものです。
ご自身の大学受験の際に、古文の対策に百人一首を丸暗記したママさんやパパさんもいらっしゃるかと思います。
百人一首は、日本の古き良き文化を今に伝える、日本伝統の最高の知育教材の一つです。近年だと、競技かるたをテーマにした漫画『ちはやふる』が映画化されるなどして、かるたの魅力が再発見されているので、徐々に身近な存在になりつつある感じがありますよね。
3、 「百人一首かるた」は、ひとくくりに出来ないほど種類が豊富
今や「百人一首かるた」は、品ぞろえが非常に豊富です。簡易版のかるたから、本格的な競技用かるたに至まで様々なものがあります。安いもので千円くらいから高価なものでも4千円くらいと懐にやさしい価格設定となっております。
4、遊び方のあれこれのお話
⑴散らしどり
多人数でも遊べるのが「散らしどり」という遊び方です。
参考→https://www.hamajima.co.jp/kokugo/hyakunin-isshu/chirashi.html
⑵源平合戦
2チームに分かれて、一チームあたり2~3人でプレーする遊び方です。
参考→https://www.hamajima.co.jp/kokugo/hyakunin-isshu/genpei.html
⑶競技かるた
二人で対面して行う遊び方です。
参考→https://www.hamajima.co.jp/kokugo/hyakunin-isshu/kyogi.html
⑷坊主めくり
多人数で遊べて、なおかつルールもシンプルな遊び方なので百人一首に親しむ目的ならばぴったりです。
参考→https://www.hamajima.co.jp/kokugo/hyakunin-isshu/bozu.html
まとめ
百人一首に小さいころから馴染んでおくことは、古来からの日本文化を理解するという意味でも非常に大切です。「ゲーム」と名の付くものが大好きなお子さんには、「今日は、ちょっとだけ趣向を変えて遊んでみない?」ということで百人一首かるたで遊ぶことを提案してみるのも手かもしれませんね。