妊娠したら足の付け根が痛くなってきた?!その原因と予防について

2019.5.12 妊娠・出産

妊娠したら足の付け根が痛くなってきた?!その原因と予防について

#妊娠・出産#妊娠初期#妊娠中期#妊娠後期#出産全般#健康

ズキズキ、チクチク、
何と言っていいのかわからない違和感。

足の付け根が痛くなってきたけど、どうやって治したらいいの?

妊娠すると、妊娠前には想像もしていなかった小さなトラブルも見えてきますよね。

しかし、ほかっておいたら赤ちゃんに影響ないかな、とあれこれ気にしてしまうママさんもいらっしゃると思います。

そこで、妊娠中の足の付け根の痛みの原因と予防について書いていきたいと思います。


足の付け根はなぜ痛くなる?



妊娠初期(超初期の方も)から太もも上部が突っ張るような痛み。

この原因は大きく分けて3つほど。


1★「リラキシン」というホルモンで骨盤がゆるむため

「リラキシン」は、出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくするために

骨盤の組織やじん帯を緩めてくれています。

関節や骨盤がゆるむと、その反動で周りの筋肉が緊張してしまい、

「足の付け根」のほかに「腰」「股関節」なども痛む原因になります。

2★子宮を支える「円じん帯」が伸びるため

子宮が大きくなってくると、円じん帯が引き延ばされて

張ってしまうことによって「足の付け根」や「脇腹」に痛みが起きることがあります。

3★子宮の重みで無意識に無理な姿勢を取るため

これは初期というよりも妊娠中期の方ですが、だんだんとお腹が大きくなってきて、

それを支えるために使う筋肉が変わってきます。

それが「足の付け根」や「股関節」に負担がかかってしまうのです。


痛くなったらどうしたらいい?



骨盤ベルトをつける

ゆるむ骨盤が痛みの原因とお伝えしましたが、それを支えるベルトをつけると痛みも

軽減するかと思います。腰痛のある方は、そちらにも効くようです。


お散歩やスイミングなど軽い運動をする

痛いのにさらに運動するなんて!と痛みをかばう方もいらっしゃると思います。

しかし、足腰の筋肉が弱まることでさらに痛みが悪化してしまう可能性もあります。

ご自分の体のペースに合わせた運動をしてみると良さそうです。

スイミングだと、足の付け根に負担が少なくなるのですが、

大きくなったお腹で下が見づらくなったり重心が変わってくることによって転倒しやすいです。

滑ってしまわないように十分に注意しても転倒の可能性はあります。

ですので、一緒に行ける人が居たら一緒に行くことをおススメします。


産後には、痛みがなくなったという方がほとんどのようなので、心配し過ぎなくてもよいです。

骨盤体操やストレッチをする

骨盤体操などと動画で調べてみると、出てくるかと思います。

あぐらに似た姿勢で足裏を合わせて座り膝を上から押すストレッチも痛みの軽減に役立つかと思います。

こちらも無理はせずできる範囲でやっていけるといいですね。

骨盤を歪めるような姿勢は控える、というのも良いと思います。
(足を組む、横座りなど)


この痛みはほかっておいても赤ちゃんには影響ない?



自己判断でシップを貼ったりしないこと これは注意してください。

痛みとともに、つわりがなくなったり出血があったりするようなら病院に行くことをおススメします。

またストレッチや運動なども心配でしたら、産婦人科に聞いてみると良いです。

痛みがひどいようでしたら、その産婦人科から整形外科などを紹介されるかもしれません。



家族が増えるという楽しみや嬉しさも大きいですが、

ふとした時に不安になることもありますよね。

少しでも不安が軽くなれば幸いです。

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