雲って何種類あるの?雲って何からできているの?お子さんと感じる疑問を考えてみよう

2022.11.10 子育て

雲って何種類あるの?雲って何からできているの?お子さんと感じる疑問を考えてみよう

#教育

「ねぇ、雲の種類は何種類?」「曇って何でできているの?」

散歩で雲見ている時にもしお子さんから質問があったら何と答えよう…と思考が固まってしまいそうですよね。

もしかしたら経験のあるママさん、パパさんもいらっしゃるかと思います。 

私自身も、窓ガラス越しに見える雲を目にしていて「そういえば曇って何種類あるんだろう?」というささやかな疑問をふと持ちました。

お子さんと散歩をする機会の多い方などに向けた記事です。

雲と言えば「綿菓子のような雲」「毛布みたいな雲」など雲はあらゆる場面で、描写に活用されますよね。

雲の自体は、見る人によって無数にあるという方もいらっしゃるのも、私自身もよくわかりますが学術的な分類では、「雲は10種類ある」と言われています。



1. 雲の種類は「10種類」それぞれの名前や特徴をご紹介



雲の種類を分けるとすると、どうやって分けるのだろうと考え始めるとだんだん分からなくなってきますよね。現状10種類に分類されている雲についてご紹介いたします。全国共通でこの名前や呼び名が決まってない時もあるので、気になる方はまた調べてみてくださいね。


①・巻雲(けんうん)
 絵の具などをサーっと伸ばしたような細い雲が散らばった形をした白い雲です。すじ雲とも呼ばれます。

空気が澄んでいる晴れの日によく現れます。

②・巻積雲(けんせきうん)
白色で非常に小さな雲のカケラが多数集まって水面のさざ波のような形状をした雲です。

これは、うろこ雲と言ったらイメージしやすいでしょうか。いわし雲とも呼ばれます。雲の特徴を捉えて表現されている名前も素敵ですね。

③・巻層雲(けんそううん)
薄い布のような雲で、太陽や月にかさ( ハロー)ができるのがこの雲の特徴です。なお、この文脈で登場する「ハロー」とは「hello(こんにちは)」ではなく、「後光が差している」という文脈で使う、「後光」という意味の「halo」です。

④・高層雲(こうそううん)
通常上空 2~7km以上の高さに現れ、ときには上層まで広がっていることが多い雲です。灰色または薄墨色をしていて全天を覆うことが多く、

具体的には、飛行機の航空高度が地上から約10キロの上空を飛んでいるので、飛行機の窓から見える雲は、高層雲以下に存在する雲が見えていることになります。

太陽の光を通さないので「おぼろ雲」とも呼ばれます

⑤・高積雲(こうせきうん)
 小さな塊状の雲片が群れをなして、斑状や帯状の形をつくり、白色で一部灰色の陰影をもつ雲のことで、まだら雲、ひつじ雲、叢雲(むら雲)とも言います。

⑥・乱層雲(らんそううん)
雨降りを伴うため「乱」の字が付く、 重苦しい灰色の雲で皆さんが想像するような雨が近づいた時の雲です。

太陽の光も見えなくなるほどの黒い雲が特徴です。

「雨(あま)雲」という名前の方がよく知られているかと思います。

⑦・層積雲(そうせきうん)
層積雲は、灰色または白みがかった大きなかたまりの雲で、レンズ状、ロール状などの形状で、形に丸みがあります。

雲のすきまから、太陽の光がこぼれる光景を見たことがあるかもしれませんが、その時に出ている雲という認識だとイメージしやすいでしょうか。これは「くもり雲」と呼ばれます。

⑧・層雲(そううん)

他の雲に比べて低い位置にできる雲です。
手を伸ばすと近くに感じられる雲と言えるかもしれません。

山の上や高い所から見ると、低い位置にあるということで「雲海」とも表現されます。霧にも似た雲と言われています。

地面や山谷などが覆われているように見えることもあります。

⑨・積雲(せきうん)
白くふわふわとした雲です。生クリームやわたあめに似ていておいしそうな雲で「わた雲」なんて呼ばれることもあります。

青空に浮かんでいる私たちのよく絵に描くときにイメージする雲がこの雲ではないでしょうか。

大きくなると雨を伴う「積乱雲」に似てきますが、この積雲が出ている時はしばらく晴れ☀になるのが特徴です。

⑩・積乱雲(せきらんうん)

積乱雲は、強い上昇気流によって鉛直方向に著しく発達した雲です。 雲の高さは10キロメートルを超えます。 夏空によく見られる「入道雲」も積乱雲です。かみなり雲とも呼ばれたりします。

「乱」という字がついているものは、基本的に雨を伴った雲という意味になります。
そして「積」という字は、もこもことしたまとまった雲という意味から字がついています。
名前についた漢字にも意味があるようですね。


2. 雲は、何からできているの?



2-1 「雲」は水滴の集まり!?
雲は大気中の小さい水滴が集まってできたものです。

太陽の熱によって海などの水が蒸発し、水蒸気となって上昇します。

上空の冷たい空気で冷やされた水蒸気は、水滴となって集まり、雲になるのです。





2-2 雲をぼんやり眺めると、目の疲れ軽減にもなる

パソコンの画面を見る時間が長い人にとって、休憩時間に見上げる空の雲は、ある意味では目の保養になる面白い自然のアートです。

目の疲れを取るという意味でも一つ遠くに目的の雲を決めて、遠くに焦点を絞るように雲を見ると目の筋肉の緊張がゆるむと言われています。

上記のようにしっかりと行わなくてもお子さんと”遠くをぼんやりと眺める”でも効果はあるそうなので、散歩のときのみならず、ママさん、パパさんの仕事の合間の休憩時間にもぜひともお試しください。


3. 雲はどんな役目をしているの?なぜ雲が存在するの?


そんな疑問が聞かれるかもしれませんね。

雲は地球の表面を覆って太陽光を吸収・反射します。

雲は地球をある程度冷ます役割をもっているのです。

雲があるということは、水分があるということです。

地球が灼熱の地にならずに済んでいるのは雲があるからなんですね。

まとめ


国土の大半を森林が占める森林大国である日本にとっては、雲は、森林とセットで大切な自然の恵みです。

異常気象などを含めて、近年は気候が不安定です。

雲は、自然の恵みであり、異常な気象を連れてくる自然の脅威ともなりえる諸刃の剣でもあるので、
雲が平和に流れ、日々の何気ない生活が送れているということに有難さも感じますね。

雲のことを知って、いざという時の状況などを掴めるようになるという目的でもお子さんと雲を観察してみると面白いかもしれません♪

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