うちの子、人一倍敏感かも。原因不明の不登校児の要因に多いHSP(HSC)とは

2020.5.26 子育て

うちの子、人一倍敏感かも。原因不明の不登校児の要因に多いHSP(HSC)とは

#教育

「うちの子、感覚おかしいのかな。なんか、気にし過ぎじゃない?」

正直そう思ったことがあるママさんもいらっしゃいますか?

お子さんは、もしかしたらHSP(HSC)なのかもしれません。

HSPって?病気?と思うかもしれませんが、HSPは、病気ではありません

(H)ハイリー・(S)センシティブ・(P)パーソン(Cの場合は、チルドレン)という生まれつきの気質です。

これを聞いて、認めたくない気持ちや「あ!そういう気質なのか!」と分かる気持ちと様々かと思います。
私の場合は、HSPの感覚が強いと言われたこともありますが、長いこと受け入れられずに自分は違う!と思っていました。

しかし、HSPであると受け入れてみるとラクになり、ある意味、HSPは“先進的な存在”だとも思えています。

近年HSP傾向の人が増えてきているのは、この地球に必要だと判断されたために進化したのではないかとも言われています。
(他の動物、たとえばキリンがエサを確保できるように、首が長く発達していったように)

そこで今回は、ママさんが理解しづらいお子様の感覚を少しでも知れたらと思い、HSPについてご紹介します。

HSPってどんな人?



(H)ハイリー・(S)センシティブ・(P)パーソン(Cの場合は、チルドレン)とは、簡単に訳すと「人一倍繊細なひと」となります。

人口の20%(5人に1人)は、HSPだともいわれています。
そして、人だけでなく、馬、犬、猫、ハエなどといった動物にも「繊細さ」の気質が見られるので、上記で示した通り、「種が生き残るために生まれた性質」だと言えます。

人の言動に振り回されてしまったり、人の感情が自分にも移ってしまう感覚になったりと、現時点では「生きづらい」とただ感じている方も居るかと思います。

~HSPの特徴~

繊細な人の研究をしていたHSPを提唱しているアーロン博士によるとHSPは、4つの特徴「DOES」(ダズ)が見られると言います。

◎1. D:深く考え行動、考え方が複雑(“Depth of processing”)

 ①1聞いたら10想像し、考えることができる
 ②調べ物は周囲よりも深く掘り下げ、知識も広い
 ③お世辞や嘲笑は見抜けてしまう
 ④物事を始めるのに考えすぎる。
 ⑤その場限りの浅い話や人間関係が嫌い。(生き方や哲学的なことの興味あり)

◎2. O:疲れやすい、刺激に敏感(“Overstimulation”)

 ①人混み、大きな音は苦手
 ②人との時間は気疲れしやすく、帰宅後にどっと疲れる(楽しい気持ちはあるが)
 ③映画や本、音楽などに感動しやすく、泣きやすい
 ④人の些細な言葉に傷つきやすい、忘れられない
 ⑤小さなことに過剰に驚く

◎3. E:人の気持ちに振り回される、共感しやすい(“Empathy and emotional responsiveness”)

 ①人が怒られているのを、自分が言われていると感じ、傷つく。(お腹痛くなる)
 ②映画や本の登場人物に感情移入しすぎる、泣いてしまう
 ③人の機嫌や感じていることが分かり過ぎる(ちょっとした仕草、目線、声色で読み取る)
 ④幼児や動物の気持ちを察することもできる

◎4. S:感覚がするどい(“Sensitivity to subtleties)

 ①機械音(冷蔵庫など)や時計の音などが気になる
 ②強い光、日光などがのまぶしさが苦手
 ③近くにいる人の臭い(口臭、タバコ臭)で気持ち悪くなる
 ④カフェイン、添加物に過敏
 ⑤服のタグなどがチクチクして我慢できない
 ⑥第六感(勘やインスピレーション)がよく当たる

以上の4つの分類うち1つでも当てはまらないものがあればHSPではないです。
(4つが当てはまって初めてHSPと言えるということです)


HSPとうつ病との違いは?対処法はあるの?



上記の通り、HSPは病気ではないので根本的に治すということ自体が不可能です。

人が幸福を感じやすいのは、自分の生まれ持った気質を生かすことなので、

HSPのような気質も生かせるとラクになる可能性が高いです。

うつ病と間違われやすいですが、うつ病とHSPは違います。しかし、精神科に行くとHSPは精神病だと誤認されることも多いです。(うつ病は病気ですので病院にかかった方がいいです。)

HSPでうつ病ではないという方は、薬も効かず、副作用だけに苦しむということもあります。

強いて言えば、HSPの方がうつになりやすいという面はあります。

違いと言えば、HSPはうつ病にある「自殺願望」の有無、生まれつきで幼い頃から敏感だと言われていたか、で判断できるかと思います。

“生まれつき“を判断するには、うつ発症したと見られる時点の前後で気持ちに落差があるかどうかがキーポイントでもあります。(例:好奇旺盛な人→気分が落ち、何にも興味がない)



HSPの方が対処としてコントロールできることは、

★境界線を引く → 人は人 自分とは別の人生を生きていると知っておく

★休憩をとる  → “心“の疲れをとるため、存分にだらだらし切る時間を取る

ということです。

「YouTube」や本など、HSPのことを紹介しているものが増えています!



メンタリストのDaigoさんの動画をはじめ、HSPのことについて触れている方が増えています。

HSPと調べてみると、たくさん動画出てくるかと思います。
HSPの中にも「HSS型」「内向型」などの分類がある人もいると言われています。

こちらは別でまた記事を書こうかと思います。

著書では、「HSCの子育てハッピーアドバイス」明橋大二 などもあります。

アメリカではHSPの認知が広がっていますが、日本ではまだまだ理解されづらく、
肩身の狭い思いをしているお子さんも少なくありません。

少しでも多くの大人がこの気質を知っているということが、その子を追い詰めずに済む方法です。

落ち込ませてしまうなら別ですが、もしわが子以外にも困っている子がいるならば、「HSPというものがある」と伝えるだけでも救われるかもしれません。

人は色んな性質や気質が絡んでいるので、HSPだと完全に言いきれなくてもお子さん(または自分)を知るキッカケになればと思います。

刺激を受けやすいHSPの子どもたちをぜひ守れる大人が増えてほしいと思っています。

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