2018.8.23 妊娠・出産
実は無痛分娩と和痛分娩に違いは無い!陣痛を和らげるメリット&デメリット
麻酔薬で、陣痛を緩和しながら
出産する「無痛分娩」。
似たような言葉で
「和痛分娩」というものも
ありますね。
「無痛分娩」には、
「無痛」という言葉が
使われてはいますが
実は、意味は
「和痛分娩」と同じ。
痛みを和らげるのみで、
全くの「無痛」で
出産することは不可能なのです。
勿論、痛みは和らぐので
お産の疲れが軽減され
産後の母体の回復は
早まりますし、
そういった意味では
呼吸器・循環器系に
持病のある人などに
オススメしたい方法です。
しかし、ただ単に
痛いのが怖いからという理由で
安易に無痛分娩を選ぶのは
どうかな…と言うのが
筆者の私見です。
無痛分娩は麻酔を使うため
陣痛が弱くなる場合があり、
ゆえに 陣痛促進剤を
使うことも。
この陣痛促進剤のせいで、
産まれてくる子の合併症や
母体の子宮の破裂などの
リスクもあります。
それは ごく低確率では
ありますが、
起こり得ないとは言えませんので
覚えておいたほうが
良いかと思います。
また、やはり陣痛が弱まるせいで
却ってお産が順調に進まず
医師が 途中で
緊急帝王切開などに
変える判断を下す場合も。
陣痛は 確かに
苦しいかもしれませんが、
母子両方に 好影響を与える
「必要な痛み」でもあるのです。
無痛分娩を選ばなくとも、
痛みを緩和しながら
出産する方法は様々にあります。
安易に「こっち!」と
決めてしまうのではなく、
自分に適した分娩方法を
お医者様やご家族と相談して
選んでいきましょう♪