2018.11.11 子育て
七五三の由来やお参りのマナーについて解説します!
七五三を祝う時期ってご存知ですか?
ひな祭りやこどもの日は分かるけど七五三の日付を知らない方も結構いらっしゃるみたいです。
今回は、七五三の由来や参拝時のマナーを解説します!
ためになる七五三情報!
七五三の由来
七五三は元々、室町時代から根付き始めた風習です。
当時は、生まれたばかりの赤ちゃんが亡くなることは珍しくなかったため、無事に成長できたことを感謝するためにお祝いをする慣わしが生まれたのです。
最初は武家の儀式でしたが、広く一般に広がり、今のスタイルが確立されたのは江戸時代になってからです。
3歳、5歳、7歳に祝うのはそれぞれ意味があります。
3歳は、男女共に、それまで剃っていた髪を伸ばし始める「髪置の儀」。
5歳は、男の子が袴を着始める「袴着の儀」。
7歳は、女の子が幅広の着物帯を着始める「帯解の儀」です。
この年の11月15日に、近くの氏神様にここまで成長できたことへの感謝をしに神社などへお参りに行くのが七五三です。
この日は、徳川綱吉の長男の徳松の健康祈願をした日で、その後すくすくと成長したことにあやかって、それから、旧暦の11月はその年の収穫を神に感謝する月であること、また、旧暦の15日が二十八宿の鬼宿日という鬼が出歩かない大安吉日であることが由来しています。
七五三の参拝マナー
大きな声で騒がないのが大前提です。
まず、鳥居をくぐる際は、身なりを整え、一礼をします。
参道は、真ん中は神様の通り道なので、右か左に寄って歩きましょう。
参道の右側を歩くときは右から、左側を歩くときは左足から参道に入ります。
参道を歩いていくと、柄杓が置かれている石造りの水の溜まったものが設置されています。
これは手水舎とよばれるもので、ここで身を清めます。
ここでのマナーはまず、右手で柄杓を取り、水をすくってその水で左手を洗います。
次は左手で柄杓を持ち、右手を洗います。
その後は、また柄杓を右手に持ちかえ、すくった水を左手に溜め、その水を口に含んで洗います。
この時、柄杓を直接口につけたり、口をすすぐのはNGです。
最後に、もう一度左手を洗い、残った水で柄杓の柄を下にして立てるような向きに持ち、柄を洗います。
さて、先に進んでいくと、いよいよ神殿に到着します。
神殿に着いたら、真ん中を避け、右か左に寄って、浅くお辞儀をします。
それから鈴を鳴らしましょう。
神様に自分が来たことを知らせる合図です。
この後は、賽銭箱にお金を入れます。
投げ入れずに、そっと入れてください。
その後の参拝の手順は、まず、深くお辞儀を2回します。
次は、胸の高さで手を2回合わせて拍手するように打ち鳴らします。
そのまま両手を合わせて、日ごろの感謝と、お祈りをしましょう。
最後に、また1回お辞儀をします。
2礼2拍手1礼と覚えましょう。
ここまでが参拝の手順です。
お守りを買ったり、御朱印をもらったり、おみくじをひくのは参拝の後です。
参拝マナーは、出来るだけ正しく行いたいですが、複雑なので、忘れてしまうところがあるかもしれません。
しかし、大切なのは子供が成長できたことへの感謝と、更なる成長を願う気持ちです。
少し間違えてしまっても、しっかり参拝しようという気持ちが大事なのです。
お子さんの記憶に残る、素敵な七五三ができるといいですね。