2019.4.18 料理
芽が出ちゃった!ジャガイモの処理法と召し上がり方についての話。
どーも!ジャガイモ料理なら何でも食べたい!というなっちゃんです。
さて、皆様は「ジャガイモを買ったことを忘れて、放置してしまった」経験はありますか?放置しているうちに芽がにょきにょきと伸び始めていて…。お台所に立つ誰もが一度は経験するであろうほどよくある失敗談だと思います。かくいう私も、放置してしまったがゆえに、「芽が生えまくって異世界の姿に変わったジャガイモ」を何度か目撃しております(笑)。
そんな「お台所での失敗談」の中でもウルトラ級の鉄板ネタのうちの一つでもあるこの話題。今回の記事では、「芽が出ちゃった!ジャガイモの処理法と召し上がり方についての話」と題しまして、芽が生えたジャガイモの処理法についてご紹介させていただこうと思います。
1、芽と芽の根本は、「食べたらアカン!」です。
前置きが長くなってしまいましたが、ジャガイモの芽、芽の根本と日光に当たって緑色になった皮の部分には「ソラニン」、「チャコニン」という天然毒素が多く含まれております。食中毒を予防するためにも、芽および芽の根本と緑色に変色した皮の部分をきちんと取り除いて召し上がっていただきたいと思います。また、家庭菜園などで栽培した未熟で小さなジャガイモも「ソラニン」、「チャコニン」を多く含んでいることがあるそうなので、気をつけていただきたいと思います。
2、「ソラニン」、「チャコニン」による食中毒の危険性!
「ソラニン」、「チャコニン」は天然毒素のひとつです。これらを多く含むジャガイモを食べると、吐き気、下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあるそうです。ジャガイモを食べた後に「なんだか体調がよくないぞ?」と思ったら、急いでお医者さんに診ていただくことが大切です。
3、どうすればいい?ジャガイモの安心な保存方法!
ポイントは3つです。
ⅰ、芽が出ていたり、皮に緑色の部分があるジャガイモは買わない。
ⅱ、「買ったまま放置」を避けるためにも、「その都度買い」を心がける。
ⅲ、冷暗所に保管。(でも、冷蔵庫でなくてもOK!)
暗くて、涼しい、通気性の確保された場所で保管しましょう。ジャガイモは20℃を超えると発芽・腐敗しやすくなるそうなので、10℃くらいの場所を選んで保管すると良いようです。
「なぜ、冷蔵庫でなくても良いか?」というと、ジャガイモは冷蔵すると、おイモの中の糖の濃度が高くなって、揚げたり炒めたりという調理の過程でアクリルアミド(有害物質)のできる量が増える可能性があるからです。
ジャガイモは、美味しいですが結構気難しいお野菜なのです。
4、処理法について
ジャガイモを茹でても「ソラニン」、「チャコニン」は分解しないので量は減りません。
《重要ポイント!》
・ジャガイモに芽があれば、そのまわりの部分も含めて取り除く。
・皮に緑色の部分があったら、皮を厚めにむき、緑色の部分のまわりもしっかり皮をむく。
・皮ごと食べないようにする。できるだけジャガイモは皮をむいて食べる。
・未熟で小さいジャガイモをたくさん食べないようにする。
5、まとめ
自家製ポテトチップスに始まり、ポトフやジャーマンポテトなど、ジャガイモ特有のホクホク食感やしっとり食感を長く楽しむためにも食中毒になることは、なんとしても避けたいものですね。