2019.12.16 子育て
新米ママに伝えたい子どもの意欲を引き出す誉め言葉と注意したい誉め言葉!
近頃、自己肯定感・自尊感情の低い子ども達が増えています。ママになりたての方に向けて誉め言葉で気を付ける点や、また子どもの勇気をくじく、使ってはいけないNG誉め言葉、などについて、まとめてみましたのでぜひご覧ください。
まず、新米ママがやりがちなNG誉め言葉についてあげてみます。無意識のうちに子どもを追い詰める親がやりがちなNG誉め言葉は子どもに不安やプレッシャーを与えてしまうので、気をつけましょう。
1.結果のみを誉める
結果のみを評価するのではなく、結果に至る過程や細部にも目をむけて具体的な助言や言葉をかけていくことが大切です。細やかな配慮や言葉がけをするには、親側の忍耐や、ゆとりも必要になります。
2.他の子と比較して誉める
比較して競争させることは一時的には、やる気を起こさせる力になりますが、結局他との優劣を意識させることであり、優越感や劣等感ばかりを持たせる危険性があります。しっかりと課題に取り組み一生懸命頑張ること自体が大切だと言うことを伝えていきましょう。
3.その場で誉めずに後で誉める
できるだけ「後で」は使わないようにしましょう。テンションが上がった子どもの気持ちは、急速に萎んでしまいます。この原則は誉める事だけでなく、叱る事にも言えます。
4.誉めながらも不満な点を付け加える
子どもが何かに努力・挑戦したとき、親は出来具合を丸ごと受入れ、そのことを誉めてあげましょう。評価をするのではなく、共感者として接すると、親子同士の心の距離がグッと縮まります。
5.過度に誉める
いつも誉められてばかりいると効果はなくなり、逆に誉められるかどうかばかり気になってしまいます、また誉められなければというプレッシャー、ストレスを与えている事にもなります。あくまでも子どもが誉められたいときにほめるという、タイミングを正しく計ることも重要です。
最後に
ここまでお伝えしてきたようなNG誉めは、逆に子供を傷つけたり誤った方向に導いてしまう可能性があります。頑張ったときは無条件で丸ごと誉めてあげられると良いです。NG誉めをしていると、なかなか子供には伝わらず、子どもは自信がつくどころか自信を失ってしまいます。また、誉める事と叱る事はセットで、誉める事がやや多いのが理想的です。
また、アドラー心理学の「アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方 ダメにするほめ方」星一郎・著(青春出版社)の特別付録として「子どもを勇気づける魔法のほめ言葉集」があるのですが、この特別付録には70以上の事例が載っており、誉め言葉にも〇と×があるということが分りやすく書いてあるのでお勧めです。
本書を読むと、それぞれの誉め言葉の×と〇の意味を理解しつつ自分で納得して活用できるので、どのように褒めてあげれば良いのか悩んでいる新米ママさんは、ぜひ読んでみてください。