2020.9.4 健康・美容
歯周病が糖尿病や潰瘍性胃腸炎の本当の原因かも?歯周病を食い止めるための方法
先日、歯医者さんへ定期健診に行ったところ、
「このままほかっておくと歯周病になりかねない」と言われてショックを受けたなっちゃんです。(;;)
そこで今回は、日本人の歯に対する捉え方や「歯周病」に関しての記事を書いていきたいと思います。
日本人の「歯」に対する価値観や生活を映し出す「歯」
海外では、歯がその人のパーソナリティであるという価値観がありますが、
日本では、あまり歯を重視していない方もまだまだ多いと言われています。
日本人は、歯の「治療」のために歯医者へ行きますが、海外では「予防や審美」のために歯医者へいくことが一般的です。
こういった意識の低さが、先進国の中で歯に対する意識が最低レベルだと言われるのかもしれません。
最近では、少しずつ見た目を意識した「ホワイトニング」が流行っています。「見た目だけのために」刺激の強いホワイトニング商品を買っている若い世代も増えてきているようです。
日本人は、見た目に囚われて歯の健康や虫歯等の問題には費用をかけないようにしている傾向が強いです。
~口内はその人の生活までも映し出す~
口の中の状況でその人の状況が分かってしまうほど、口内には生活環境が現れてきます。
家族関係トラブルや離婚、仕事などでのストレスに問題が起きていると、歯磨きをする気力も奪われ、一気に免疫力も低下し、ばい菌の増殖が加速しやすいです。
口内環境で、寿命までも分かってしまう人もいるというから驚きです!
放置すると恐ろしい!「歯周病」とは
「歯周病」は、歯と歯肉の周りで細菌が炎症を起こし、ひどくなると最終的には
歯が抜けてしまいます。
歯周病は、歯槽膿漏と呼ばれていたこともあるので、歯の病気だけだと思っている方も多いかと思います。
しかし、歯周病の恐ろしさは口の中だけにとどまらない事です。
「糖尿病」、「心筋梗塞」、今認知の広がっている潰瘍性胃腸炎も
なども歯周病と関係があると言われているのです。
高齢者によくある「誤嚥性の肺炎」も、歯周病菌が気管に入り込んで炎症を起こすことから関連があると言われています。
認知症、アルツハイマー病も、歯の数と脳の萎縮は関係があることから、
歯周病で歯がなくなってしまうことも大いに関連があると言えます。
口は、体の入り口になるので体中に影響を及ぼします。
歯周病を食い止める方法
歯周病は自覚症状があるまでに時間がかかるため、20代の80%が歯周病であるとも言われています。
残念ながら、歯周病になってしまうと完全に元通りにすることはできません。
しかし、歯磨きや治療を怠らなければ組織の破壊などを食い止めることはできます。
◎フロスは、1日に1回はしよう
歯間から細菌の炎症が起こることが多いので、歯間フロスは非常に大切です。
◎正しいブラッシングを
歯医者に行って、正しいブラッシング方法を教えてください、というと教えてくれます。
プラークは、食べかすだけではないので、歯1本1本をブラシ斜め45度にして磨きましょう。歯磨き粉をつける前に一度汚れをとってから、仕上げに歯磨き粉をつけましょう!
(歯磨き粉があると、磨いたつもりになって取れているかが分かりにくい!)
◎定期健診
3~6か月ごとに定期的な診察を受けて、歯石やプラークの除去をしてもらったり、日常の歯磨きの指導をしてもらったりすることが大切です。歯垢が歯石になってしまうと歯ブラシで落とすことはできません。
◎歯垢染色剤を使って、磨き残しをチェック
人にはそれぞれ歯の磨き方の癖がある為、どこに磨き残しが多いのかを自分でも把握しておくと、日常の歯磨きに活かすことが出来ます。
◎歯垢(プラーク)が歯石になる前に歯磨きを
歯垢は48時間経つと、歯石となって自分で除去することはできなくなります。
今日くらい歯磨きしなくていいや~となると、どんどん歯石が増えてしまいます。
歯石になってしまった場合は、歯医者へ行って除去してもらいましょう。
◎タバコはやめよう
たばこは、血管を収縮させ、免疫力を低下させる力を持っています。歯茎を修復してくれる細胞までも痛めつけてしまうので、いいことなしです。
最後に……
対策は、しっかりと歯医者に行き、正しいブラッシングを続けることに尽きます。
お昼時間などどうしてもすぐに歯を磨けないのなら、食後に口を勢いよくゆすぐのがおススメ!
糖などが歯に付着している時間が長いと、虫歯や歯周病のリスクが上がりますのでぜひ試してみてください!