2021.4.20 子育て
ペン類を長持ちさせる復活法
私たちは、家庭でも、職場でもいろいろな種類のペンを使います。
ボールペン、水性ペン、油性ペン、他種多様なペンがありますが、それぞれのペンに最も合った保管方法があります。
今回の記事では、ボールペン、水性ペン、油性ペンのそれぞれを、かすれた状態から復活させる方法をご紹介します。
1、ボールペン復活法
昨日まですらすらと書けていたのに急にボールペンが使えなくなる時があります。
思い入れのあるボールペンの場合は、そう簡単には買い替えるという選択肢は選びにくいですよね。
そもそもボールペンが出なくなるのは、「先端のボール部分にインクが供給されない」ことが原因だといわれています。
原因を大別すると、
・冬などにインクが固くなった
・ペン先のボール部分に詰まりが生じた
・インクの「逆流」が起こっている
という場合です。
①冬にインクが固くなった場合
ボールペンのインクが出ないのは、ペン先のボール部分でインクが固まっている可能性があります。
このインクを柔らかくすると、再び復活するケースがあります。
手のひらで温めたり、ドライヤーの温風で温める方法がおすすめです。
②ペン先のボール部分に詰まりが生じた
ボールペンが出ない理由で多いのは、ボール部分のトラブルです。
ボールペンが出ないのは、使い続けてきた結果として、溜まった紙の繊維などが詰まることが原因の一つです。
この場合は、ティッシュで優しく汚れを拭き取ってください。
ティッシュでは落とせない場合は、キッチンペーパーなどの硬い素材を使ってみるのも方法です。
しかし細かいパーツなので、奥に入り込んだ汚れまでしっかりと取るのは難しいものです。
そんな時に便利なのが、メイク用のコットンです。
やり方は簡単で、コットンをボール部分に当てるようにしながらお掃除するだけです。
定期的にボール部分を清掃することで、ペン先の汚れが取り除けてボール部分が上手く回転するようになることもあります。
③「逆流」が起こっている
ボールペンのインクの補充は重力が働いているゆえに行われます。
壁を使って横にして書いたりして、寝転がって上向きに使った場合はインクが「逆流」します。
逆流したことによって、中のインクに空気が入っていると考えられます。
空気の層があるとペン先にインクが落ちてこないので、いくら書いても出てこない場合は、まずは入ってしまった空気を抜くことを考えたほうが良いです。
ボールペンのインクには流動性がありますので、遠心力でインクを戻すことができます。
やり方は、インクの先端を外側に向けて、何度か袋を回転させるだけです。
もしくはボールペンの後方部分を紐や輪ゴムで縛りつけ、振り回すのも方法の一つです。
2、水性ペン復活法
それでは、水性ペンの場合はどのようにすればペン先が再び書けるようになるのでしょうか?
①ぬるま湯で復活させる方法
ペンのキャップを外してその中にぬるま湯を注ぎます。
ぬるま湯を注いだキャップの中に再びペン先を収納します。
時間の目安としては10分間ほど漬け置いてください。
なお、ペン先を引き抜く時には、ぬるま湯がこぼれ出ることがありますので、大切な衣服等が汚れないようにお気を付けください。
3、油性ペン復活法
それでは、油性ペンの場合はどうでしょうか?
①除光液で復活させる
油性ペンの場合も、方法は水性ペンとほぼ同じです。
違いは「ぬるま湯」ではなく、「除光液」を使うことです。
ペンのキャップを外してその中にマニュキュア用除光液を注ぎます。
除光液に含まれる「アセトン」という成分がインクの固まりを解消します。
除光液を満たしたキャップの中に再びペン先を収納します。
時間の目安としては10分間漬け置いてください。
なお、ペン先を引き抜く時には、除光液がこぼれ出ることがあります。
ぬるま湯を使う場合に同じく、大切な衣服等が汚れないようにお気を付けください。
まとめ
以上が、ボールペン、水性ペン、油性ペンの書き味が悪くなった時に使える復活法です。
「書き味が悪くなってきたらすぐ捨てる」のではなく、お子さんと一緒に実験感覚で試してみるというのも面白そうです。
この記事が、日常生活の中でのペン類の長持ちに必要な知識を得るきっかけになれば幸いです。