2022.3.16 子育て
夏にも行われていた?冬季オリンピックの歴史とは
2022年2月4日から2022年2月20日までの期間に開催されていた冬のオリンピックを、皆さんはご覧になりましたか?
様々なウィンタースポーツが行われ、多くの日本人選手が活躍していましたね。
今回は、先日まで話題が持ち切りだった冬のオリンピックについて調べてみました。
1.冬季オリンピックとは
オリンピックは2種類あります。
夏に開催される夏季オリンピックと、今回の記事のテーマである冬に開催される冬季オリンピックです。
しかし、この2種類のオリンピックの始まりは別々でした。
冬季オリンピックの開催は、夏のオリンピックから遅れて28年後でした。
冬のオリンピックの始まりは、フランスのシャモニー・モンブランで行われた大会でした。
この大会、開催された当時(1924年)は『国際冬季競技週間』という名称でした。
IOC(国際オリンピック委員会)が翌年名称を変更し、『第1回冬季オリンピック競技大会』と後から認めました。
実はもっと昔に遡ると、夏のオリンピックでも冬の競技が行われていました。
それが、室内人工リンクが開発され夏にも行えるようになったフィギュアスケートです。
フィギュアスケートは第四回大会(1908年)から、オリンピック種目になりました。
その後、1920年第七回大会でアイスホッケーも競技に加えられ、徐々に冬のオリンピックを開催してみるのはどうか?という意見が出始めました。
そうして世界の代表たちで協議を行い、お試しとしてシャモニーで大会が行われたそうです。
2.夏と冬のオリンピックの関係
今現在、夏と冬のオリンピックの間には2年あります。
具体的に表すと、夏が2020年に開催されたら、冬は2022年に開催されるという形です。
しかし、昔は同じ年に夏と冬両方のオリンピックが開催されていました。
どうして、同年に開催されなくなったのでしょうか?
色々な理由が考えられておりますが、1番はオリンピック開催にかかる費用が莫大な点ではないかと言われています。
大会を開催する側の他に観客側も、高額なチケットを一年に二回も購入することになります。
競技数の少ない冬のオリンピックは、興味関心が必然と下がってしまう可能性がありました。
ですから、夏と冬を同年に開催しないようになったと考えられます。
3.冬季オリンピック開催国
歴代開催国
フランス(3回)、スイス(2回)、アメリカ(4回)、ドイツ(1回)、ノルウェー(2回)、イタリア(2回)、オーストリア(2回)、日本(2回)、ユーゴスラヴィア(1回)、カナダ(2回)、ロシア(1回)、韓国(1回)、中国(1回)
雪がない地域でも、行われていたようですね。
次回開催国はイタリアのミラノです。
4.まとめ
冬季オリンピックの歴史について、いかがだったでしょうか。
夏のオリンピックの一種目から始まり、大きな大会を開催するまでに至った経緯は面白いと私は思いました。
この記事が、オリンピックをより楽しむための一助になれば嬉しいです。