2024.5.9 子育て
神社にある狛犬の意味は何?起源などもご紹介します!
●はじめに
皆さん、神社には良く行かれますか?お子さんから「この生き物何?」
と聞かれたことはありませんか?
神社を参拝するときに参道の途中、鳥居の前や拝殿の前に睨み付ける様な顔をして
いる生き物を「狛犬」と言います。
全ての神社に設置されている訳ではありませんが、沢山の神社で見かけます。
狛犬は「犬」という文字が使われていますが、あまり犬の様には見えない姿をしています。
「狛犬」という存在は一体何でしょうか?
●起源はどこなのか?
起源の説は、いくつかあるため、ご紹介します。
○【ペルシャ、インド】における権力を表すライオンを象った像であるという説。
○【古代エジプト】や【メソポタミア】での神域を守るライオンの像であるという説。
○【古代オリエント・インド】に遡るライオンを象った像で、古代オリエント諸国では、
聖なるもの、神や王座の守護神として重要なライオンを用いる風習があり、
それにより生れたのがスフィンクスであるという説。
○【中国】では、ライオンは「獅子」という違う姿を与えられています。これまでの説の中
では、ライオンは神獣であり存在する生き物でしたが、権力の象徴、守護といった
役目は変わらず、現実には存在しない架空の生き物となった説。
●狛犬は何の為に居るのか?
狛犬が神社にある理由は神様の守護のためです。
神様を少しでも早く守護するために鳥居の前の門番になりました。
睨み付ける様な形相をしているのは、神様に近づく厄を払うためです。
二体一対でいる狛犬ですが、正面から見て右側に配置されているのが「獅子」、左側に配置されているのが「狛犬」と呼ばれています。
「獅子」は口を開いているもの。
「狛犬」は口を閉じているもの。
今では「獅子」も「狛犬」も同じように呼ばれている所が多くなっています。
●実は狛犬以外の姿もある?
多くの神社では狛犬が設置されていますが、狛犬以外の神の使いとされている動物も沢山いるようです。
稲荷神では「狐」、春日神では「鹿」、弁財天では「蛇」、毘沙門天では「虎」、摩利支天では「猪」、八幡神では「鳩」、変わったものでは「猫」、「河童」というように、その種類は、哺乳類・鳥類・爬虫類、想像上の生物など様々です。
●まとめ
狛犬以外にも沢山の種類の動物が神社を守っている事が分かりました。
神社に行った際にはどんな動物がいるのか探してみるのも楽しみですね。
また、日本で発展してきた歴史を考えながら参拝してみるものも良いかもしれませんね。