2024.5.30 子育て
お子さんと一緒に作ってみよう!意外と簡単に作れるハーバリウムとその歴史
●はじめに
皆さんハーバリウムという物をご存知ですか?
瓶の中にオイルと共に綺麗な花や緑を閉じ込めたものです。インテリアとしてとても人気があります。
簡単に出来るのでよければお子様と一緒に作ってみるのはいかがでしょう。
●ハーバリウムという言葉はいつからあるの?
ここ数年でよく耳にする言葉ですが、いつ頃から【ハーバリウム】という言葉が使われているのでしょうか?
私自身も最近できた言葉だと思っていましたが、実は世の中でハーバリウムという言葉が使われるようになったのは約60年程前です。
フランスで出版された本の中に【ハーバリウム】という言葉が書かれていたのです。
その本はフランスの植物学者が書いたもので、ハーバリウムとは「植物標本」、植物を乾燥し、押し葉にした物のことを言うそうです。押し葉とはつまり「押し花」の事ですね。
研究の為に植物を長期保存し、観察・研究しやすくした物の事を言います。
現代の観賞用ハーバリウムと比べると大きく変化している気がしますね。
●観賞用ハーバリウムはいつから人気なの?
2018年頃から爆発的な人気があり、今もブーム真っ最中です。
母の日に送ったりと大切な人への贈り物として、とても人気があります。
人気の理由としては、綺麗な色やオイルに浮いている可愛い見た目、作りやすさにあると思います。
また、通常の花よりも長い間楽しめる為、インテリアとしてとても人気があります。
今では100均でも売られていますね。
インテリアとして飾るだけでなく、小物入れや、電卓といった実用性のあるもの、他にもアクセサリーになっている物もあります。とても幅広く作られています。
●作るのに何が必要なの?
ハーバリウムを作るには容器、ドライフラワー(またはプリザーブドフラワー)、
専用のオイルの3つがあれば出来ます。
1○自分の好きな容器を用意します。ただし、お花を入れる為に幅の広い物を選びましょ
う。
幅が狭いとお花が入らなくなってしまいます。
2○ドライフラワー(またはプリザーブドフラワー)を用意します。最近はドライフラワー
も100均に売っています。
3○専用のオイル。専用のオイルはネット通販で買うことが出来ます。オイルの代用とし
シリコンオイル、流動パラフィンでも大丈夫です。
専用のオイルを使用する事で失敗しないで作ることができます。
※オイルの代わりに水を使用して作ることも出来ますが、容器を必ず煮沸消毒しなければ
いけません。また、水の中に微生物が残っているとお花の腐敗が早くなり長期間
楽しめません。さらに、水はオイルと比べて粘度が無いので、中のお花が容器の中に
固定されずに浮かび上がってしまい綺麗な仕上がりになりません。
詳しく知りたい方は、写真付きでハーバリウムの作り方が載っているページを掲載しておきます。(ホビーショップさんのサイトです)
作り方ページ
良かったら試してみて下さい。
●まとめ
昔の植物を観察するために作られたハーバリウムと現代の観賞用のハーバリウムでは見る視点が変わりますね。
観察用ハーバリウムは平面で、観賞用ハーバリウムは立体で全体像を見られるように進化しました。
現代の観賞用ハーバリウムではドライフラワー以外にも鑑賞用に作られたドライフルーツや、ビー玉、貝殻、グリッターなどと色々な物を入れることが出来ます。
お子さんとの思い出の詰まった世界に一つだけの自分の好きな物を入れたハーバリウムを作ってみてはいかがでしょうか。