ヘルパンギーナって??~夏にかかりやすい感染症~

2018.7.11 健康・美容

ヘルパンギーナって??~夏にかかりやすい感染症~

#乳児#幼児#健康

こんにちは!カタカナ語は専門外のtomoちゃんです!
今回はヘルパンギーナのお話です。

ヘルパンギーナのあれこれ
ヘルパンギーナって?
ヘルパンギーナもプール熱などと同様、夏風邪の一種です。
ヘルパンギーナは、6月から8月ごろにかけて流行し、乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症です。
主に「コクサッキーウイルスA群」が原因で、ウイルスの型がいくつかあるので、何度もかかってしまうことも珍しくありません。

手足口病、プール熱と合わせて、子供の三大夏風邪です。

症状は?
強い喉の痛みが代表的です。喉が真っ赤になり、喉の奥に小さな水ぶくれが数個から数十個出来てきます。
水ぶくれのところが痛くなるため、喉や口が痛いというのが特徴です。
水疱は2〜3日でつぶれて黄色い潰瘍になります。
38度以上の高熱が2~3日続くこともあります。
のどの痛みが強いために、食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすことも。
潜伏期間は3~6日。

かかってしまったら…
ヘルパンギーナに対する特効薬はありませんが、口内炎(口の中にできた潰瘍)に対して鎮痛解熱薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。
のどに痛みがあるので、オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避け、のどごしの良い少し冷たい飲みものがおすすめです。(麦茶や牛乳、冷めたスープなど)
食べものは、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。(ゼリーやプリン、冷めたおじや、豆腐など)
約5日程度で治ります。
喉や口の中が痛いので食事や水分が摂りにくいことも。
高熱が出ているときには脱水状態にならないよう、水分の補給を充分に行いましょう。
特に治療しなくても自然に治るため、風邪として対症療法が中心になります。

また、保育園などへの登園、登校の目安は、発熱(熱が下がってから1日以上経過)、口腔内の水泡、潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれることなどです。

予防法は?
原因となっているウイルスに対する薬はないので、ヘルパンギーナに特定の治療法や予防接種はありません。
予防法としては、風邪をひいている子供に近づかない、と言うことに尽きます。
ヘルパンギーナは、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、舐めて唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど、手が触れることで感染する「接触感染」が主な感染経路です。
また、回復後も口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排出されるので、おむつなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がります。
通常の風邪と同様に、手洗いうがい、消毒、マスクで予防しましょう。

お子さんが風邪を引かないように十分注意してあげてくださいね。

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