2020.12.7 子育て
子供と一緒に楽しめる!冬の夜空に広がる星座を解説!
冬は星がきれいに見える、という話を聞いたことはないでしょうか?
大気が澄んでいるだけでなく、全部で21個の1等星のうちの7個が
冬の夜空で見ることができ、とても豪華で華やかなんです。
今回の記事では、そんな冬の星座を地平線から昇ってくる順に
解説したいと思います!
① ぎょしゃ座
ぎょしゃ座は将棋の駒のような大きな五角形と、そのうちの1つである
明るい1等星カペラが特徴的です。冬の星座の中では、後述するシリウスに
次ぐ明るさを持つと言われています。うす黄色に輝くカペラがこの星座に暖かみ
のある雰囲気を与えています。
② おうし座
次に昇ってくるのがおうしの目に当たる赤い1等星アルデバランです。
おうし座には他にすばるの和名で有名なプレアデス星団もあり、銀色の三角の
ように5~6個の星が固まっているのが肉眼でも確認できます。
③ ふたご座
おうし座の東側にほぼ同時に昇ってくるのがオリオン座とふたご座です。
ふたご座は同じくらいの明るさをもつカストルとポルックスという星が目印に
なります。実際にはカストルが2等星、ポルックスが1等星であり、カストルの方が若干
暗いです。
④ オリオン座
冬の星座の中でも代表的で人気のある星座です。オリオン座には1等星が二つあります。
オリオンの左肩で輝くオレンジ色のベテルギウス、右下で青白く光るリゲルの二つです。
またオリオンの腰のベルトにあたるところに等間隔で並ぶ「三ツ星」があります。
オリオン座は、「オリオン座大星雲M42」やウルトラマンのふるさととい
う設定になっている「M78星雲」があることでも知られています。
⑤ こいぬ座
次に昇ってくるのは狩人オリオンが従える猟犬の姿のこいぬ座です。
目印となるのは1等星プロキオンです。プロキオンには「犬の前に」という意味があり、
十数分遅れて昇ってくるおおいぬ座のシリウス(=Dog Star、犬星)に先駆けて昇ってき
ます。
⑥ おおいぬ座
1等星シリウスが目印となるおおいぬ座。シリウスには「焼き焦がすもの」という意味
があり、太陽を除けば全天で一番明るく輝く星なのでとてもよく目立ちます。
ちなみに前述したベテルギウス、プロキオン、シリウスを結ぶと正三角形ができ、
これを冬の大三角と呼んでいます。
まとめ
冬の星座の解説、いかがでしたでしょうか?
冬の夜空の豪華さはクリスマスのイルミネーションにも負けないくらいの
ものがあります。お子さんと一緒に星がたくさん見える場所に行ってみて下さい。
星座をたどりながら宇宙の神秘に思いを馳せてみるのもおすすめですよ!