突然の地震が!子供と避難する時のポイントを紹介!

2023.7.12 子育て

突然の地震が!子供と避難する時のポイントを紹介!

#しつけ#東海エリア

最近、各地で地震が起こったというニュースを目にする機会はありませんか?
東海エリアにも今後30年の間に「南海トラフ地震」という大規模な地震が起こるのではないかと言われています。
そこで、今回は万一の時に備えて、地震が起きた時に子供と避難する場合のポイントをご紹介します。



子供と避難するときのポイントは4つ!


子供と避難するとき、注意したいポイントは大きく分けて以下の4つです。

・緊急時に連絡が取れる工夫をする
・一次避難、二次避難のための持ち物を確認する
・家の中に避難の妨げになるものはないか確認する
・避難後の心のケアを考える


次の項目からは、それぞれの細かい内容をお伝えします。

緊急時に連絡が取れる工夫をする


地震が起こったとき、必ずしも家族全員が一緒にいるとは限りません。
そうした時に、家族の安否確認が取れるような工夫をしておきましょう。

例えば、お子さんが学校や幼稚園・保育園にいる時は、子供だけで行動させないように学校や園の先生にお願いしましょう。
また、家族で出かける時も、身分証明書や母子手帳を普段から持ち歩きましょう。
その際、特に小さいお子さんには「名前」「連絡先」を書いた名札をつけておくと、万が一はぐれてしまったときに安心です。


一次避難、二次避難のための持ち物を確認する


「一次避難」は災害が起きた時、「二次避難」は被災から復興までが長期間続いた時を指します。
それぞれ必要な持ち物が異なるため、普段からしっかり用意をしておきましょう。

持ち物が多いため、今回は一次避難の持ち物のみお伝えします。

・防災マップ
・水
・非常食(なるべく調理が要らないもの)
・懐中電灯やヘッドライト(両手がふさがらないヘッドライトの方が便利)
・スリッパ(防寒、屋内での怪我防止)
・応急手当セット(絆創膏、ガーゼ、消毒液、消毒綿、テープ、常備薬等)
・ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、歯磨きシート、生理用品等の衛生用品(おりものシートがあると、下着の替えが少ない時に便利)
・携帯トイレ(なければバケツと黒のビニール袋、新聞紙で代用)
・ブランケット、アルミ製保温シート、カイロ等の暖をとれるもの
・ホイッスル(閉じ込められた時等に鳴らす)
・乾電池、モバイルバッテリー
・現金
・パーソナルカード(家族の写真、連絡先、持病等を書いたカード)
・その他貴重品(印鑑、通帳)

これに加え、子供を連れて避難するときには以下の物も必要です。

・母子手帳、お薬手帳
・粉ミルク、哺乳瓶、ミネラルウォーター(ストレスで母乳が出なくなることがあるため)
・レトルトの離乳食
・授乳用ケープ
・オムツ
・おしりふき(ウェットティッシュの代替品としても便利)
・服や下着などの着替え
・タオルやバスタオル
・レジ袋やビニール袋(様々な使い方ができるのであると便利)
・抱っこ紐
・絵本やおもちゃ、お菓子など子供がリラックスできるもの

また、余裕があれば以下の物も持っておけると便利です。

・ヘルメット、防災頭巾
・マスク
・ナイフ
・着替え
・ライター、ロウソク、ランタン
・軍手
・さらに余裕があれば追加で水や水筒、非常食

荷物だけでもかなりの量になります。
大荷物なのでキャリーケースなど楽に運べるものに入れられると良いでしょう。


家の中に避難の妨げになるものはないか確認する


戸棚など家具が倒れてきて怪我をしたり、身動きが取れなくなったり、道をふさいだりすることがないように、普段から突っ張り棒などの転倒防止対策をしておきましょう。
家具がドアの前に倒れて通れなくなる可能性があるため家具の位置にも気を配りましょう。

寝ている間に地震が起きた場合、窓ガラスが割れて床に散らばっていると足に怪我をしてしまいますので、寝ているそばに底が丈夫な靴を用意しておくことも大切です。

また、何かの拍子に火災が起きないように火元の近くに燃えやすいものを置かないようにしましょう。
家の中の消火器の位置も確認しておくと安心です。


避難後の心のケアを考える


子供は繊細なので、災害によって心に傷を負うことも少なくありません。
大人も不安を抱えていますが、子供はそれ以上に気持ちが不安定になります。
人生経験が少なく、分からないことだらけの子供にとっては、「また怖い思いをするのではないか」と不安になってしまうことが多いです。
食欲や睡眠に影響が出たり、家族と離れることに強い抵抗を持ったりすることがあります。

子供は遊びを通して学ぶため、被災中であっても遊ばせてあげることが必要です。
その際、周りの方で不謹慎だと思う方もいらっしゃるかもしれないので、一緒に被災されている方にご理解頂けるようにお話しておきましょう。
この点は、普段からご近所の方にコミュニケーションを取っているとスムーズに話ができるでしょう。

また、大人も不安に駆られて弱い立場の子供を虐待することがありますので、自分自身の心のケアにも気を付けましょう。
不安なことは書き出して、「何が不安なのか」「不安を取り除くために今できることは何か」を考えてみましょう。



まとめ


地震などの災害は大人と同様に子供も不安でいっぱいです。
こういう時こそ、家族や地域の方々と力を合わせて乗り切っていきたいですね。

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