2021.7.12 健康・美容
職場でも簡単に出来る、コップの茶渋(コーヒー渋)の取り方
コーヒー、紅茶、などの飲み物はおいしいですが、コップに付着する茶渋(コーヒー渋)は非常に頑固なものですよね。
特に白を基調にしたコップだと茶渋(コーヒー渋)が目立ちやすく、気になる方も多いのではないでしょうか。
家では、メラミンスポンジ(激落ちくん)や色々と渋を落とすグッズが揃っているかもしれませんが、
職場で使われているコップの渋を取るには限られたアイテムしかないかもしれません。
そこで今回の記事では、「職場でも簡単にできる」渋取りの方法についての情報をお伝えします。
1、コップに付着する渋の正体
渋の取り方の前にまずは、渋とは何なのかという所から見ていきましょう。
この渋は、「ステイン(stain)」といわれており、直訳では「染色」「染み」「汚損」という意味で、いわゆる「着色汚れ」です。
簡単に渋の正体をお伝えすると、
渋とは、「お茶などのタンニンと、水の中の金属イオンが結び着いて固まった汚れ」です。
これはコーヒーの渋も同じ原因です。
上で言う「タンニン」とは、お茶やコーヒーに豊富に含まれている渋み成分です。お茶で有名な「カテキン」と同義だと言われています。
コーヒーは「ポリフェノール」という名前で知られているかもしれませんが、苦味や色素の成分です。そのポリフェノールの一種に「タンニン」があります。
そして上で言う「金属イオン」とは、水のミネラル分の中の「カルシウム」「マグネシウム」です。
これらが結びついて乾燥すると、水に溶けにくくなりスポンジでは取り切れない汚れ、「渋」として現れてきます。
これは私達の歯の表面でも同じことが起こっていて、歯の黄ばみの原因も同じと言われています。
とくに、陶磁器のような白い素材のような場合、素材の色が薄い分だけ黄ばみが目立ちやすく、汚れている感じが色彩感覚的に際立ってしまうのです。
2、どうやって渋を取るか
渋の正体を見てみると、茶渋(コーヒー渋)は色がついているだけでなく、汚れが付着している状態と言えます。
これから夏に向かって気温が高い日が続くと、雑菌の繁殖が懸念されます。
それでは私たちは、愛用のコップからどのように渋を取ると良いのでしょうか?
しかし、職場ということを考えるとコップをきれいにするために、わざわざいろいろなアイテムを持ち込むのは少々億劫な気がします。
なので今回は、職場で行うことを想定して、少ないアイテムで渋を取る方法をお伝えしたいと思います。
3、お手軽な渋取り方法
①「お塩」を使う方法
お塩は、そもそも天然由来の化学物質で、私たちが体に取り込んでも一定量であれば健康を大きく損なうことがない安全なものです。
お塩の粒子は研磨剤の役割をも果たします。その役割を使って、スポンジや食器用洗剤ではとれない渋をきれいにすることが出来ます。
注意点としては、水分が多いとお塩が溶けてしまい、効果が薄れてしまうことです。
粒子が粗いお塩(粗塩)一つまみ分に、少量の水分を含ませて茶渋(コーヒー渋)の部分を擦ると綺麗になります。
なお、手に傷口がある場合は、少々沁みますのでご留意ください。
②「重曹」を使う方法
①の塩を使う時と同じく、茶渋(コーヒー渋)に重曹一つまみ分を塗ります。
そして、絞ったスポンジでこすります。
重曹の細かな粒子が研磨剤となり、酸性の茶渋(コーヒー渋)とアルカリ性の重曹が中和します。
そうすることで、茶渋(コーヒー渋)が落ちやすくなります。
重曹を使ったもう一つの方法としては「重曹を入れたお湯に浸ける」です。
自分のコップのみならず、職場のコップをまとめて渋取りしたいときにもお手軽にできます。
重曹は渋取りだけではなく、他にも給湯室などのシンク磨きにも使えますので職場に一つあると便利なアイテムです。
③各種漂白剤を使う方法
コロナ禍で、モノの殺菌効果があるとして一時注目を浴びていたハイターなどの漂白剤を使うパターンです。
消毒のために職場に置いてあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、「塩素系漂白剤」や「酵素系漂白剤」がよく知られていますが、
やり方はとしては「浸け置く」と「しっかりすすぐ」です。
まとめ
職場によって、有るものが違うと思います。
そのため、コップの茶渋(コーヒー渋)の取り方は、いくつか知っておくと非常に便利です。
今回の記事でご紹介したお塩や重曹や漂白剤を使った方法が、皆様のお役に立てましたら幸いです。